【南アルプス市】道は曲がっていても志は真っ直ぐな、美味しくて面白いお店です。
県道42号富士川街道には、所々に左右に連続するカーブがあって「走りにくいな〜」と思ったことがあるドライバーさんも多いのではないでしょうか?今回は、そんなカーブに因んだお店のご紹介です。
県道42号の荊沢(ばらざわ)交差点より北へ70mほど進み、クランク型のカーブの標識が目印。
「ばらびー・De・くらんく」さん。歩道脇には看板があります。駐車場は5台程度は停められそうです。元々は電気屋さんの店舗なので、少し違和感を抱くかもしれません。
実際のカーブ。奥のローリー車が左に進んでいるのが見えますかね。このような道の作りは「曲尺手(かねんて)」と呼ばれています。
なぜ街道筋にこのようなカーブが存在するのでしょうか?かつてこの道は「駿信往還」と呼ばれ、静岡から山梨県を通り長野までの交易路でした。宿場町の出入り口には、このようなカーブが設けられて往来の監視や境界としての役割があったと言われています。
そんな立地の「ばらびー・De・くらんく」さんは、地域の交流の場として同地の和田電気商会のオーナーさんが始められたお店です。お食事の他にも、映画の上映や演奏会、勉強会等に利用できる空間です。
手作り感のある店内ですが、落ち着いていて居心地の良い空間です。夜にはクラフトビールを楽しめるとのことで、本格的なビールサーバーが目立ちます。
お水の容れ物がオシャレ感ありますね。
今日のランチは「ケララカレー」または「煮込みハンバーグ」でした。悩んだ挙句選んだのは「ケララカレー」。南インド風のスパイシーなチキンカレーですが、辛さは程よくコクもあって大汗かいて食べるほどではないと思います(あくまで筆者の主観ですが)。夏場に食べるのが最適なとても美味しいカレーでした。
お店では色々なイベントや地域活動を行っていて「こども食堂」も活動の一環です。大人も有料で利用できるので、開催日をご確認の上ご利用ください。
タイムリーなイベントとして、8月19日(土)の夜には、お食事と共にスチールパンとピアノの演奏も楽しめるようです。初めてのお店って入るのに勇気が必要だったりしますが、イベントをきっかけにして一歩踏み出してみるのも良いかと思います。
交通量の多めな街道筋。かつての宿場町としての賑わいを、地元のオーナーさんが再現されようとしています。SNSでの発信も積極的なので、ぜひ日頃からチェックしていただいて、お好みのイベントを見つけて参加していただければと思います。