服に支配されたクローゼットと、自分で管理ができてるクローゼット、あなたのクローゼットはどっち?
私はこれまで「クローゼットがぐちゃぐちゃ」「服が入らない」という相談に乗ってきました。
片づけブームのおかげで、簡単にプロの情報は手に入るし、それを参考にクローゼットをキレイにしている人の様子もSNSなどで多く見ることができます。
整えている人の様子を見ていると、服がキレイに並んでいることが最も重要なように感じますが、私はそうは思っていません。
クローゼット管理は何が主導権を握っているかが重要なのです。
服に支配されたクローゼット
収納の中はパンパン、収納に入り切れなくなったモノが床に置かれているような家には、なぜ手にしたのかすらわからない、よくわからないモノがいっぱいあります。
クローゼットの中には、なんとなく買った服、2枚目を買うと半額になるからととりあえず買った服、店員さんに勧められたから買った服、いつからそこにあるかわからない服、とりあえず流行っている感じの服などでぎゅうぎゅうです。
自分のクローゼットなのに、服が勝手に増えているように感じ、次々と増える服にうんざりし管理をするのが億劫になっています。
服を減らしたり増やしたりは自分でコントロールできることなのに、コントロールできていない。イメージとしては、服にクローゼットを支配されているのです。
自分で管理できているクローゼットは、服への愛情も詰まっている
一方で、今の季節の服が並び一目でどこに何があるのかわかるクローゼット。
決して新しい服ばかりではないけれど、服を大事に手入れされた感じが伝わってくるクローゼットは、その人が「今服を着たい」「こんなファッションが好き」というような服を大切にしたい思いが伝わり、服への愛情を感じることもできます。
そこにある服は、今の自分のサイズに合うモノ、似合うモノ、お気に入りのモノ、ボタンが取れたらすぐに付け直したくなるような服ばかり、
ただ服が詰め込まれたクローゼットではなく、その時の自分の「好き」や「大切」な思いが詰まったクローゼットなのです。
クローゼットも暮らしも主導権はモノではなく自分でありたい。
私は、片づけは選ぶことから始まると考えています。自分と家族に必要なモノを選び残すことが片づけの第一歩です。
モノが溢れていたら、まず「捨てる」ことが優先だと考えるのが普通ですが、捨てるのが苦手な人は、捨てることができずつまずいてしまうとどうしようもありません。
しかし、そんな捨てるのが苦手な人でも、捨てるモノ選びではなく、必要なモノ、好きなモノ、大切なモノ選びであれば、取り組みやすいです。
そして大切なのは、お店の人が、誰かが、なんとなくではなく、自分で選ぶこと。
自分でモノを選べるようになると、家の中のモノの質が確実に変わってきます。誰かが選んだモノ、なんとなく手にしたモノではなく、自分が意思を持って選んだモノばかりになるのです。
これが「モノに支配される」のではなく、暮らしの主導権を自分で握るということです。
世の中には残念ながらクローゼットだけでなく、暮らしがモノに支配されている人がいます。
今は冬のバーゲンの時期です。自分のクローゼットは服に支配されているのか、それともしっかり自分で選び、管理の主導権を自分が握っているのか、どちらなのか一度考えてみてはいかがでしょうか。
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★藤原友子★
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