【浜松】駅近くにある謎の「街灯」これは何?実は深い意味があった。
浜松駅周辺にある、一風変わったこちらの街灯。某夢の国に存在する、なにやら怪しげな街灯ですが、いったいなぜここに「ポツン」と存在しているのでしょうか。通常街灯は、何本か道に並んでいるものです。きっと何か意図があるのではないか、ということで詳しくみてみました。
謎の街灯のある場所は?
さて、この謎の街灯がある場所は、浜松駅北口ロータリーから、遠鉄百貨店の新館をぐるっと裏に回ったところにあります。
奥にプレスタワーがありますが、その手前に緑色の街灯があります。これだけ大きなものですが、別にモニュメントや目印になっているわけでもなく、まさに「ひっそり」と佇んでいるのです。
ただ、近くで見るとかなり迫力があります。とはいえ、ここに唐突に街灯があるのはなんとも不思議です。そもそもなぜこの1台だけあるのでしょうか。
これはガス燈の記念碑だった
実はこれ、ガス燈の記念碑です。
1910年(明治43年)東海道本線浜松駅前広場に始めて欧風のガス燈が設置され、周囲は大いに喜んだということです。
その際の出来事を記念して再現して設置さされたいわば「モニュメント」のようなものです。なので意味もなく設置されたものではなく、列記とした意味があります。
ちなみに、夜になるとちゃんと、このガス燈は光り、周囲を照らします。
また、実は市内にはもう一つガス燈が存在し、サーラプラザ浜松近くの「芳川」の「西塚橋」にも設置されています。
デザインは異なりますが、レトロなガス燈が周囲を照らしてくれる様は、なんとも言えない幻想的な雰囲気を醸し出してくれます。
サーラの前にガス燈とは、なんとも粋な計らいですな。
ほとんどが素通りではありますが……
ということで、浜松市内にはまだまだあまり有名ではないものの、じっくりみてみると非常に興味深い建物やオブジェが山ほどあります。
そんな言われなければ気づかない、貴重なオブジェを風化させないためにも、今後も紹介していきたい。そしてぜひ足を止めてみてみてください。
数百年前の人々の「知恵」や「警告」を教わることでしょう。