【京都市西京区】まだほとんど観光の人が訪れないのに紅葉が絶景の庭がある超穴場寺院を2つ紹介します!
つい1週間ほど前まで温かいなあと思っていたら、秋を通り越して一気に冬将軍がやってきた感じですね! さて紅葉にとってはそれが功を奏したのか、2024年12月4日にいろいろ回ってみると、大原野神社や勝持寺、正法寺、柳谷観音や善峯寺、光明寺といった西山山麓の紅葉名所は近年にない綺麗な色づきを見せているようです。
まだまだオーバーツーリズムとは無縁な西山山麓ですが、他にも三鈷寺や金蔵寺、十輪寺、大歳神社、浄住寺、地蔵院、小畑川沿いなど、まだまだメジャーでない紅葉の穴場があります。さて、そんな中からさらにほとんど観光の人は訪れないのに紅葉や黄葉の素晴らしい寺院を2つ紹介します。
9号線千代原口からバイパスに向かう途中の樫原地域にある「筍亭」はタケノコ料理で知られる一流日本料理店です。そのすぐ手前の竹林に囲まれて佇んでいるのが真言宗の寺「天鏡院」です。弘法大師(空海)が唐からの帰国の際に海難から船を救ったと伝承される「浪切不動明王」を御本尊とする由緒ある寺院で、境内には天宝弁財天、大神末司宮が祀られています。
「竹と花の寺」として、アジサイやサクラも時期も美しいのですが、この寺院の「開運の庭」の紅葉がちょうど見ごろとなっていて絶景でした。こちらもこの12月からが見ごろになりそうです。散り始めに地面に絨毯のように広がる散り紅葉も見事です。真っ赤なツツジも彩を添えていました。
天鏡院は、以前は筍亭の敷地内にありました。その天鏡院発祥の地の石碑がある周辺や駐車場から見える紅葉もまた綺麗に色づきを見せていました。住職さんに伺うと、開運の庭は開門している間は自由に散策していただいていいですよとのことでしたので、立ち寄ってみてはいかがでしょうか!
さてもう1か所は阪急桂駅東口の直ぐにある「本願寺西山別院」です。平安時代初期に桓武天皇の勅願により最澄が久遠寺として開創したと伝承され、その後、一時は荒廃したものの、1314年に本願寺第三世覚如上人が念仏道場として中興し、浄土真宗本願寺派の直属寺院となりました。江戸時代には西本願寺の阿弥陀堂を移築して本堂としています。
本堂前にある大イチョウが見事な黄金の輝きを放っていました。実は1週間ほど前にも来たのですが、緑色でしたのでこんなにも変わるのかと驚きでした。さらに寺務所まえにある紅葉も綺麗に色づいていました。こちらは小振りですが趣がある素敵な庭です!
西山山麓にはまだまだいいところがたくさんありますよ!
「竹と花の寺 真言宗 天鏡院」(外部リンク)京都市西京区樫原鴫谷
「本願寺西山別院」(外部リンク)京都市西京区川島北裏町29番地 075-392-7939