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バイデン政権と中東(10)

高橋和夫国際政治学者/先端技術安全保障研究所会長

つい昨日か一昨日か見つけました。3月の最初にロンドンの『エコノミスト』誌で、お読みになる方がいらっしゃるかもしれませんが、イギリスの週刊誌が世論調査を報告しています。エコノミストというのはイギリスの週刊誌ですが、アメリカのインテリが読むのです。というのは、『ニューヨーク・タイムズ』とか、『ロサンゼルス・タイムズ』とか、『ワシントン・ポスト』とかは良いのですが、皆ローカル紙でアメリカ全体をカバーする新聞ってあまり良いのがないのです。エコノミストはそれをカバーしているというので、エコノミストの報道の中で、私もそう思いますが、一番面白いのはアメリカ報道です。そのエコノミストが最近の世論調査を発表しています。ちょっと字が小さいのですが見てください。「アレクサンドリア・オカシオコルテスという政治家をどう思いますか?」について、「非常に良いと思います」と「ちょっと良いと思います」を合わせると40%ですよね。バーニー・サンダースは?というと、27%と23%で合わせると50%。何というか、エコノミストが、誰が良いと思いますか?と聞く人に出てくるというのは、アレクサンドリアで、Aで始まっているから、というだけではなくて、やはりそれだけ注目されているんですね。合わせると、40%という数字を覚えておいてほしいのですが、やはり注目されているのですよ。次にもうちょっと大物が出てきます。表の下から2番目のチャック・シューマーはどうかというと、やはり合わせると13%と20%で33%ですよね。だから、知名度とか人気からいうと、多分チャック・シューマーは負けているんですよ。だからアレクサンドリア・オカシオコルテスと選挙をやったら、必ず負けるとは決まっていないけど、どっちかというとやらずに済めばいいなという相手ですよね。

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国際政治学者/先端技術安全保障研究所会長

国際情勢をわかる言葉で、まず自分自身に語りたいと思っています。北九州で生まれ育ち、大阪とニューヨークで勉強し、クウェートでの滞在経験もあります。アメリカで中東を研究した日本人という三つの視点を大切にしています。映像メディアに深い不信感を抱きながらも、放送大学ではテレビで講義をするという矛盾した存在です。及ばないながらも努力を続け、その過程を読者の皆様と共有できればと希求しています。

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