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小麦粉を使わないうどん!グルテンフリーの讃岐うどん店がオープン【高松市】

原田伸一ガーカガワ編集部(高松市)

小麦アレルギーやヴィーガンの人にも讃岐うどんを楽しんでもらいたいと、小麦粉や動物性の食材を使わないプラントベース&グルテンフリーの讃岐うどん店「by age 18(バイ・エイジ・エイティーン)」が高松市牟礼町に12月18日オープン!

それに先立ち、先日行われたオープニングレセプションにお邪魔したので、いりこも小麦粉も使わない讃岐うどんっていったいどんなものなのか? 瀬戸内海を眺める景色が自慢という店舗も併せてお伝えしたいと思います。

あらゆる人たちに讃岐うどんを楽しんでもらいたい!プラントベース&グルテンフリーの讃岐うどん

by age 18(バイ・エイジ・エイティーン)店舗外観
by age 18(バイ・エイジ・エイティーン)店舗外観

讃岐うどんレストラン「by age 18(バイ・エイジ・エイティーン)」を運営するのは、香川県を拠点に地域の企業やお店のブランディングなどを手がける「株式会社人生は上々だ」。最近ではアーティストと職人を繋げて地域振興をはかる「SANUKI ReMIX」などをプロデュースすることでも知られています。

ちなみに店名の「by age 18」は、アインシュタインが従来の常識に囚われることの馬鹿馬鹿しさを説いた名言「Commonsense is the collection of prejudices acquired by age 18.(常識とは18歳までに身につけた偏見のコレクションでしかない)」という文言から発想されたものなんだそう。

オープンに先立ち、同社代表取締役の村上モリローさんをはじめ、料理の開発を担当した東京・自由が丘のヴィーガン和食店「菜道」のシェフ・楠本勝三さん、スイーツメニューを担当した「モンサンクレール」のパティシエ・辻口博啓さん、コピーライターの岩崎亜矢さんの挨拶。

村上モリローさんは、息子さんに食べ物のアレルギーがあったことがきっかけとなり、小麦アレルギーやヴィーガンなどで讃岐うどんを食べることができなかった人にも食べてもらおうと、プラントベース&グルテンフリーでうどんを提供することを発案。デザイン事務所を経営する立場からは、地方ではクリエイティブがもっと役に立つことを、香川の身近な食である讃岐うどんを通じて実感していただきたいと、その思いを話されていました。

その後は関係者らによるテープカット。いよいよお披露目となりました。

それでは気になるお店の中へさっそく案内していただきましょう。

あらゆる人たちに讃岐うどんを楽しんでもらいたいという思いは店舗の設備面にも反映されています。1階にはバリアフリートイレを設置し、飲食スペースが2階にあることから、エレベーターも完備。高齢者や障がい者にも優しい造りになっています。

そして2階に上がると自然光に照らされた明るい店内が!

志度湾に面した全面ガラス張りの一等地には、ゆっくり海を眺めながら寛げるカウンター席。そして、店の奥にはファミリーやグループで楽しく食事ができるテーブル席も用意されています。ここからの景色も最高!

カウンターでは、スタッフさんたちがきびきびとレセプション用の試食サイズのうどんを準備されています。このカウンターもセンスがいいですよね。

今回試食させていただいたのは「山の幸の天ぷらうどん」。パッケージもおしゃれ! と思っていたらこれは今回の試食用で、通常メニューではちゃんとどんぶりで提供されるそうです。

なにはともあれ、小麦粉を一切使っていないというグルテンフリーの麺から。小麦粉を使わず一体何からできてるのと思ったら米粉なんだそうです。

まずは少しすすって歯ごたえや舌ざわり、喉ごしなどを意識してみましたが、いつも食べているお馴染みの讃岐うどんとそれほど変わらない。強いて言えば、少しもっちりとしているのかな? というか、考えないとその違いを見つけられないレベルなのだから相当なものです。それと、これは少し時間が経ってから気づいたのですが、普通のうどんより胃に優しい気がしました。小麦粉より消化が良いのかもしれません。

そして、出汁も美味しい! 確かになじみのいりこ出汁とは違うのですが、あっさりしているけどコクもあって、個人的には塩がもうひとつまみほしいかなと思ったのですが、どんぶりで出汁をたっぷりすするならこれくらいがちょうど良いのでしょう。

天ぷらの衣ももちろん小麦粉は使わず米粉で揚げているそうです。米粉だと野菜の素材感がうまく引き出せるのかな? これも美味しかったです。

讃岐うどんレストラン「by age 18(バイ・エイジ・エイティーン)」は12月18日から営業開始。今まで小麦アレルギーがあって香川に居ながら讃岐うどんを食べることができなかった皆さんには朗報。そして、世界中から多種多様な文化や嗜好を持った海外の観光客の皆さんにも安心して讃岐うどんを召し上がっていただけそうですね。

風光明媚な志度湾を眺めながらぜひどうぞ!

店舗所在地:高松市牟礼町大町103-8

ガーカガワ編集部(高松市)

香川のあれこれweb「ガーカガワ」編集長。カメラ片手に香川県内を飛び回るフォト&ライター。グルメや観光などの定番記事のほか、地元の人やモデルなどを積極的に活用する人肌感のある記事が得意です。明太子は心の友。

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