「金魚なんて見慣れてるよ！」「水族館で見るほどでもないよね？」なんて思ったりしていませんか？

時之栖園内にある『水中楽園AQUARIUM』は日本でも最大級の金魚水族館で、見たこともない珍しい金魚や品種名すら確定されていない金魚まで、約200種4,500匹の金魚が展示されているんです。

中に入ると、最初の部屋は大きな盃に入った金魚が目を引く、美しく幻想的な空間のアートアクアリウム。

小さな水槽で宝石のように泳ぐ金魚や、迫力満点の金魚。ピンポン玉みたいに丸くてかわいい金魚や、「変な顔―！」と指をさして笑いたくなるような金魚など、金魚たちの姿に目を奪われます。

大きな木のトンネルを抜けると、水草、魚、微生物のバランスの取れた環境を再現したネイチャーアクアリウムの部屋が広がっています。

ネオンテトラの水槽の前には、2人掛けのソファーが設置されていて、『愛のパワースポット』と書かれていました。

いろいろな水槽を一緒に覗き込んだら、2人の距離も縮まりそう。『水中楽園AQUARIUM』の館内全体が愛のパワースポットになりそうです。

その他にもなんだか和む沢山の彫刻作品がところどころに飾ってあったり、癒されるクラゲの世界、図書コーナー、ジオラマの街並みの中に泳ぐ金魚達のコラボレーションも見ていて飽きません。ワークショップでは金魚の絵付けなども体験することができます。

時間が許せば、一日楽しめちゃいそうな。『水中楽園AQUARIUM』。

館内入口のショップにはオリジナルの写真集や、館内にいる金魚がフレームになったプリクラ、プレミアム金魚すくいもあります。

プレミアム金魚すくいの金魚たちを良く見ると、変わった金魚が沢山泳いでいます。

通常金魚すくいの金魚は孵化して一年目の金魚が多いため、弱ってしまったりすぐ死んでしまったりするんだとか。プレミアム金魚すくいの金魚たちは2年目の金魚たちなので、丈夫で長生きするそうです。種類も一般的な金魚すくいでは和金がほとんどですが、ここでは変わった金魚も沢山いるので、ポイですくわないで欲しい金魚を指名する方もいるそうです。（何もすくえなかった場合、1匹もらえます）。だてに〈プレミアム〉を名乗っているわけではありません。

その昔、豊かさや幸せをもたらすものと考えられていた金魚の鑑賞は、富裕階級の贅沢な楽しみだったそうですが、世の中の発展と共に庶民でも飼育・鑑賞できるようになったそうです。

古くから私達の歴史と共に存在する金魚。眺めているだけで、幸せな気分になるのは昔も今も変わらないようです。