「筋トレ女子」「ムキカワ」アイドルにも負けない韓国“マッスル美女”の群雄割拠
“筋トレ女子”や“ムキカワ(ムキムキ可愛いの略)”といった新造語を雑誌やネットニュースで見ける機会が増えてきた。女性が体を鍛え、筋肉美を披露するようになりつつあるという。
そのムーブメントの牽引役となっているのは、中村アン、ローラ、秋元才加、菜々緒ら美プロポーションを誇るタレントたちであり、稲村亜美、才木玲佳らグラドルたちだが、韓国でも日本と同じような現象が数年前から起きている。
とあるアンケート調査では「顔よりもスタイルが良い人のほうが羨ましい」と答える人が60%近くいたという。韓国メディアによると、美容整形よりもフィットネスジムやティラピス、ホットヨガなど肉体改造にお金を使う女性も増えており、“アスレジャー”と呼ばれるファッションスタイルも流行しているらしい。
“奇跡のDカップ女神”ユ・スンオクが火をつけたマッスル・ブームは、美に対する韓国女性たちの価値観が変えたわけだが、日本はすでに著名なタレントやアイドルが「意外にも腹筋美女だった」として脚光を集めるケースが多いが、韓国の場合は最初は無名のフィットネストレーナーながら“マッスル美”で着目され、そこからトントン拍子でタレント化していることにある。
例えば、ユ・スンオクとともにマッスル・ブームを牽引したレイヤンは、タレントとして定着。ドラマ『重量挙げの妖精キム・ボクチュ』では、“魔女”と呼ばれるソン・ユヒ役を見事にこなし、さらなる可能性を高めている。
毎日のように近況を写真付きでSNSにアップしており、韓国ではそれがそのまま記事になるほど注目を集めているのだ。
(参考記事:“脱アジア級スタイル”で知られるレイヤンのインスタグラムがスゴい!!)
話題性でいえば、美しすぎるフィットネス・トレーナーとして注目を集めたイェ・ジョンファも負けていない。
『THE STAR』3月号ではグラビアを飾り、ホワイトデーで男性からプレゼントを贈られる美しい女性に扮し、はまり役と称賛された。それは、彼女が俳優マ・ドンソクと恋愛関係にあることを公表しているからだろう。
マ・ドンソクといえば、昨年大ヒットした映画『釜山行き』などにも出演する名優だが、そのルックスは強面。そんな2人について、多くの韓国メディアが「美女と野獣」と評している。イェ・ジョンファの“奇跡の一枚”を見ると頷けるが、2人のラブラブぶりはバラエティ番組などでも話題になっているという。
(参考記事:B91-W58-H94!! 完璧すぎる美女トレーナー、イェ・ジョンファの“奇跡の一枚”)
韓国の“筋肉女子”たちの憧れ「マッスルマニア」が選んだ昨年の“NO.1マッスル美女”チェ・ソルファも、今やすっかりタレントだ。
雑誌『Muscle n MAXQ』の表紙グラビアを飾れば、メディアは「マッスル女帝“チェ・ソルファ”視線を奪う体つき」(『イルガン・スポーツ』)、「ビキニで見せ付けた上位0.1%の体つき」(『マイデイリー』)などとの見出しを打ち、テレビのバラエティ番組やイベントに引っ張りダコ。昨年は総合格闘技イベントでラウンドガールも務め、韓国プロ野球では“開脚始球式”を披露し、日本の写真週刊誌でも取り上げられた。
最近はそんなチェ・ソルファと「2016年マッスル・マニア」で筋肉美を競い合った “マッスル美女ニューフェイス”も登場している。
“菜々緒似のマッスル美女”ユン・ウンビがそのひとで、なんでも韓国のモデルエージェンシーと写真スタジオが手を組んで芸能界デビューをさせようと躍起らしい。
韓国では来る4月末からは「2017 MAXQ マッスルマニア・アジアチャンピオンシップ」も行われる予定。同大会は、韓国国内大会の規模や成果が認められたことで、アジア大会としての資格を取得して、初めて開かれる国際大会だが、そこに日本の“筋トレ女子”や“ムキカワ”女子たちも参戦ともなれば、それこそ“日韓マッスル美女対決”も実現するかもしれない。
いずれにしても、韓国におけるマッスル美女たちは、まさに群雄割拠の時代に入ったといえるだろう。とある韓国メディアは“ マッスル美女トップ10”を選定して報じていたが、生き残りをかけた闘いはさらに激しくなりそうだ。
(参考記事:韓国メディア選定!! 「2016年に輝いたマッスル・クイーンTOP10」は誰だ!?)
日本と韓国の両方で起きている女性たちのボディメイク熱。日本と韓国で、美を追求する女性たちの新機軸が生まれようとしていることは、間違いないだろう。