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キウム、終盤に集中打で先発全員安打 キム・ハソンが決勝3ラン放つ<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表/KBO取材記者
7回裏に12号勝ち越し3ランを放ったキム・ハソン(写真:キウムヒーローズ)

27日の韓国KBOリーグは全5試合がナイトゲームで行われました。

コチョクスカイドームで行われたキウムヒーローズ対KIAタイガースは2-2で迎えた7回裏、キウムは2番キム・ハソン選手がレフトへ勝ち越しの3ランホームランを放ち5-3とリードしました。

キウムは8回にも4番のパク・ピョンホ選手がダメ押しの15号ソロを放つなど、この回、長短5安打を連ねて3点を追加。先発全員の13安打を記録したキウムが8-2で勝利しました。

◆「合い言葉はK」

今年から名称がネクセンからキウムに変わったヒーローズ。帽子のイニシャルも「N」から「K」に変わりました。そのキウムの選手たちはヒットで出塁した時など、親指、人差し指、中指を使って「K」の字を表すのが恒例になっています。

二塁打の時は左右両方の手をKにするなど、趣向を凝らすこともあるようです。選手たちで自発的に始まったという「Kセレモニー」。貯金12で3位の好成績を残しているチームのいい雰囲気が現れています。

8回裏に三塁打を放ち、右手で「K」を作るソン・ソンムン(写真:キウムヒーローズ)
8回裏に三塁打を放ち、右手で「K」を作るソン・ソンムン(写真:キウムヒーローズ)

以下が全5試合の結果です。

◇6月27日(木)の結果

・LG 6- 4 SK(チャムシル)

 勝:チョン ウヨン

 敗:パク ミンホ

・キウム 8- 2 KIA(コチョク)

 勝:ハン ヒョンヒ

 敗:ハ ジュンヨン

・サムスン 1- 9 トゥサン(ポハン)

 勝:リンドブロム

 敗:マグワイア

・ロッテ 2- 10 KT(プサン)

 勝:ペ ジェソン

 敗:キム ウォンジュン

・NC 10- 5 ハンファ(チャンウォン)

 勝:ク チャンモ

 敗:チャド・ベル

⇒ 2019年 韓国プロ野球公式戦日程表(ストライク・ゾーン)

⇒ リーグ順位表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表/KBO取材記者

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FM那覇)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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