市川市の行徳エリアには、約7キロメートルに及ぶ「行徳ふれあい周回路」があります。掲示板によれば、行徳を安全に楽しく歩ける街にしようという市民の声から一帯の公園・緑地や街を結ぶルートを整備しました。

特に塩浜橋からのびて行徳野鳥観察舎に至るルートには、季節の花々が咲き誇っています。

わずか数百メートルの周回路の両脇には、早くも「向日葵」や満開の「紫陽花」をはじめとした色とりどりの草花を楽しむことができます。

そのふれあい周回路にあってひときわ異彩を放つ、背の高いオレンジ色の花を見つけました。

その名も「トリトマ」。ユリ科の植物です。またの名を「トーチリリー」。長く伸びた茎の先端に燃え上がるような花を見て、松明（たいまつ）に例えた実に素敵なネーミング。南アフリカが原産の多年草で、背丈は1メートル以上になるそうです。

まずは何といってもこの独特のフォルム。道端に忽然と現れしその姿は、まさに初夏の真昼に灯る松明のごとし。マラソンをしている人や散歩を楽しむ人たちも思わず足を止めて見入っていました。

花も個性的で、円筒型の鮮やかすぎるオレンジの花々は、まさに太陽の国、南アフリカらしい情熱的な美しさを放っています。

南行徳駅前通りを跨ぐ塩浜橋から入っていき少し歩いた先にその姿を見ることができるので、わざわざ見に行く価値ありですよ。

【行徳ふれあい周回路　福栄スポーツ広場周辺】
住所：市川市福栄4丁目