【氷見市】「稼ぐ地域」生きがいと収入を。「さつまいも」で持続可能な故郷に住民の手で守る速川地区。
さつまいもの産地といえばどこを思いつきますか? 鹿児島県や茨城県などが有名ですね。北陸なら五郎島金時という石川県の品種が思いつくでしょう。氷見市でも2010年代後半から徐々に、さつまいもの生産数を増やしている地域があります。氷見市の中心市街地からもほど近い、気軽に訪れることのできる里山、速川エリアです。
里山の自然あふれる山の上で栽培されるさつまいもは、耕作放棄地だった棚田を利用しているので、さつまいもには不利と言われる寒い地域でも、あたたかな太陽の光をたくさん浴びて育ちます。
この速川エリアでさつまいもを生産しているのは「NPO法人速川活性化協議会」です。ここで生産されるさつまいもは、「紅はるか」「シルクスイート」「安納芋」「ほしこがね」「黄金千貫」「泉」。北陸最大級の7品種です。
地域の皆さんで法人を設立、運営して高齢化する地域が生きがいと収入を得る「稼ぐ地域」なのです。持続可能な地域を自分たちの手で作ることを実践されています。
その想いに賛同した皆さんも、手伝いや購入することで支援してくださいます。さつまいもは地域のお母さんたちの手によって、さつまいもチップスやほしいもに加工されて県内外に出荷されます。
極力シンプルな素材を使って、丁寧に作られた商品は小さな子どもから大人まで、たくさんの人に愛されています。さつまいもチップスは、上質な米油を使って揚げただけのシンプルなものですが、このシンプルさが皆さんの心を掴んで離さないそう。
速川活性化協議会の商品は、ひみ番屋街の農産物直売所「みのりの番屋」や、JAグリーンひみにて、順次発売が始まりますよ! 美味しいさつまいもをいただいて、里山の地域を守っていきたいですね!