【洲本市】障がい者と社会をつなぐ架け橋・Support Square ともす
洲本市本町商店街コモード56に「障がい者の経済的自立」という社会課題に「中間支援」という方法で取り組むお店があります。
経済的に自立するための中間支援
全国の障害者福祉事業所で作られた商品を販売するアンテナショップとしてSupport Square ともすは2023年4月22日にオープン。 運営する認定NPO法人トゥギャザーは、障がい者の自立と社会参加の支援を目指して1999年に大阪府で設立されました。「Support Square ともす」はトゥギャザーの障がい者支援の新たな挑戦のひとつです。
常務理事の別府さんが淡路島の洲本市出身であり、故郷の商店街・コモード56に空き店舗が増加していることなどきっかけのひとつだったそうです。 「B型事業所で働く方の平均月収は約17000円です。障がい者の方が経済的に自立するためにどうアプローチできるのか?そのために、私たちは中間支援として活動しています」障がい者の方の自立や社会参加をはじめ、商店街の活性化を目標とされています。
主に北海道から沖縄まで全国の障害者福祉事業所で作られたお土産物やおもちゃなどを販売しています。 また企業と福祉事業所を繋ぎ、ノベルティグッズなどの商品開発にも携わっています。「在阪企業の野球部で折れたバットを北海道の福祉事業所へ送り、SDGsのバッジを作り企業で活用いただいています。」
心に福祉の想いが灯ってほしい
店内は全国の障害者福祉事業所で作られた商品だけでなく、子育て世代の方々が制作されたアクセサリーやハンドメイド作品などの販売スペースとカフェスペースも併設されています。 商店街の中で高齢者の方、子育て世代の方など世代を超えた交流できるスペースとしての役割も担っています。
カフェスペースで飲める珈琲は、障害者福祉事業所で焙煎されたものを使用。好きなカップを選び、気に入った物は商店街内の陶器店で購入することができます。
店内には授乳スペース、子どもが遊べるコーナーも設置されています。
2階はワークショップやイベントなどで使用できる畳部屋となっており、随時出店者の方を募集しています。今後は子ども向けのパソコン教室なども開催予定です。※費用は要相談。
店名の「ともす」やロゴにも別府さんをはじめとしたスタッフの想いが込められています。 「洲本市に福祉の輪を広げて、たくさんの人の心に思いやりを灯していきたいというのが店名の由来です。ロゴは、ランタンの中に淡路島を炎に見立てて配置。洲本市からはじまり、淡路島全体に社会課題に挑戦する輪が広がり、皆様の心に福祉へ想いが灯ればいいなと感じています」
「Support Square ともす」は障がい者と社会の架け橋となるアンテナショップとして社会課題にこれからも向き合っています。
Support Square ともす
住所:〒656-0025 兵庫県洲本市本町6丁目2ー28
メール:tomosu@tohether.or.jp
TEL:0799-38-6356
instagrama:@support.square.tomosu
Twitter:@tomos_together
LINE:Support Square ともす
HP:https://www.together.or.jp