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日本一の注ぎの技『灘コロンビア』から受け継ぐ老舗ビアホールBIER REISE '98(ビアライゼ)

飲ミシュランペアリング探求家

「日本一美味しい生ビールを出す」と賞賛されていた新井徳司さんの一番弟子である松尾光平さんが1998年に創業された『ビアライゼ98』。「ビールの旅」という意味らしいのですが、個人的にはビ“アライ”ゼと、新井さんの名前も入れたのかな?と勝手に推測していました。

こちらのビルの奥まった一階にあるのですが、普通に歩いていると、初回は存在に気付かないかもしれません。
こちらのビルの奥まった一階にあるのですが、普通に歩いていると、初回は存在に気付かないかもしれません。

場所は新橋駅から徒歩5分程度。内幸町駅からも5分程度で着きます。

ビル自体は“新橋らしい雰囲気”ですが、店内に入ると雰囲気は一変。ちなみにビルの二階は焼肉の名店・正泰苑です。
ビル自体は“新橋らしい雰囲気”ですが、店内に入ると雰囲気は一変。ちなみにビルの二階は焼肉の名店・正泰苑です。

今でこそ、ビールを注ぐことに難しさを感じないかもしれませんが、それは現在の簡易サーバーがあるから。1980年代半ばまでは、こちらにある氷冷式サーバーが使われており、このサーバーでビールを注ぐのは見るからに難しそうです。ちなみに『ビアライゼ98』は、新井さんのお店『灘コロンビア』から受け継いだ1949年モノだそうです。

この日はタイミング的にマルエフがなかったためBREWDOGも頂きました。
この日はタイミング的にマルエフがなかったためBREWDOGも頂きました。

こちらのスペシャリテはマルエフ。『BRUTUS』誌内で、「基本は二度注ぎ。まず勢いよく注いで炭酸を抜きつつ泡を作り、2度目にゆっくり注いで液体に炭酸を溶け込ませる」と手法が明かされていますが、実際に呑むと優しく、何度でも杯を重ねられます。普段は、ビールは飲めても二杯で満腹を感じてしまいますが、こちらでは何杯でも美味しく飲めて、それが難しい氷冷式サーバーの良さであり、技術なのだなと驚きました。

メンチカツはランチタイムには定食に。ただ、ランチタイムは人手不足により、営業日数が減るらしいので電話でご確認を。
メンチカツはランチタイムには定食に。ただ、ランチタイムは人手不足により、営業日数が減るらしいので電話でご確認を。

お料理のスペシャリテは、自家製ブラウンソースのメンチカツ。固めの衣にワイルドな肉感がソースとビールとマリアージュします。こちらも新井さん直伝らしく『dancyu』誌の植野編集長も絶賛されていました。

店内はカウンター8席、テーブル席は100席近くある大箱で、ビアホールらしくトイレも男女別でそれぞれ数人が入れます。とにかく安心して飲める環境が整っています。

この日はピルスナー・ウルケル、墨田川、BREWDOGを頂き、〆はこちらの一杯を。
この日はピルスナー・ウルケル、墨田川、BREWDOGを頂き、〆はこちらの一杯を。

家族でも、恋人でも、友人でも、歓送迎会でも使える、私が一番好きなビアホールです。

びあらいぜ

住所:港区新橋2-3-4 新橋パークビル1F

電話:050-5303-4926(予約問い合わせは14~22時に)

営業時間:ランチ営業[月~金]11:30~14:00(2023年7月はランチは月水金のみになる可能性あり)

ディナー営業[月~金]16:00~22:30(L.O.22:00)

[第1.3.5土]16:00~21:00(L.O.20:30)

定休日:日曜・祝日・第2.4土曜

ペアリング探求家

港区界隈をはじめとする、東京都のコスパの良いグルメ。たとえば、一人食べて飲んで15,000円以上であれば美味しい飲食店は多くありますが、15,000円以下でも納得できる飲食店を御紹介します。

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