球団別「年長選手」トップ3。東京ヤクルトは石川-青木-荒木、福岡ソフトバンクは和田-柳田-中村…
各球団の最年長は、5球団がこれまでと同じ選手、7球団はこれまでとは違う選手だ。
東京ヤクルト・スワローズの最年長は、石川雅規のまま。福岡ソフトバンク・ホークスの和田毅、横浜DeNAベイスターズの藤田一也、読売ジャイアンツの中島宏之、千葉ロッテ・マリーンズの荻野貴司も、変わっていない。横浜DeNAと千葉ロッテは、最年長の選手だけでなく、トップ3の変動もなかった。
一方、広島東洋カープは、最年長だった長野久義が読売へ移り、長野より1歳下の松山竜平が最年長となった。長野は38歳ながら、読売では上から3番目。無償トレードにより、読売へ戻った時点では、中島に次ぐ2番目だったが、長野の直後に松田宣浩が加わった。
オリックス・バファローズは、能見篤史が昨年限りで引退し、比嘉幹貴が最年長に繰り上がった。最年長の選手が前年と違う球団は、このパターンが多い。オリックスの他には、埼玉西武ライオンズの内海哲也→中村剛也、東北楽天ゴールデンイーグルスの川島慶三→岸孝之、中日ドラゴンズの福留孝介→谷元圭介、北海道日本ハム・ファイターズの金子千尋→宮西尚生がそうだ。
阪神タイガースの場合も、糸井嘉男の引退により、二保旭が最年長となった点は同じだ。もっとも、昨年のシーズンが始まった時点では、二保は阪神の年長トップ3に入っていなかった。糸井の下には、チェン・ウェインとアーロン・ウィルカーソンがいた。
現在の阪神に、1980年代生まれは皆無だ。他の11球団は、少なくとも2人を擁する。なかでも、中日ドラゴンズと読売は二桁を数える。この両球団は、1980年代生まれの育成選手――中日は岩嵜翔、読売は梶谷隆幸と三上朋也と高木京介――がいる点も共通する。彼らを含め、1980年代生まれの選手は、中日が12人、読売は11人だ。
また、横浜DeNAベイスターズの年長トップ3は野手が3人、阪神は投手が3人だ。横浜DeNAの投手では、1989年生まれの平田真吾が最年長。田中健二朗は、平田の翌月に生まれた。阪神の野手は、梅野隆太郎が最年長だ。ちなみに、糸井と梅野は10歳違う。