「上の血圧」「下の血圧」ってなに?-血圧の仕組みをわかりやすく解説!
ご覧いただきありがとうございます。
おがちゃん先生です。
今回は「血圧の仕組み」について解説していきます。
今回の目次
- 血圧とは?
- 上の血圧・下の血圧とは?
- なんで血圧が高くなるの?
- 血圧が高いと悪いの?
- 血圧を高くしないために
【1】血圧とは?
血圧とは、血液が流れるときに血管の内側の壁を押す力(圧力)のことです。
【2】上の血圧・下の血圧とは?
上の血圧とは、心臓が収縮したときの血圧で「収縮期血圧」ともいいます。
下の血圧は、心臓が拡張したときの血圧で「拡張期血圧」ともいいます。
加齢などでは「上の血圧が高い」方が多いですが、特に心臓から離れた部位の血管(末梢血管)が硬くなると、下の血圧が高くなりやすいです。
【3】なんで血圧が高くなるの?
血圧は「血管の硬さ(末梢血管抵抗)」と「血管内を流れる血液量(循環血液量)」によって変動します。
例えば、動脈硬化によって血管の壁がガチガチになると、抵抗が強くなり、血圧が高くなります。
また、塩分を摂り過ぎると、血管内に水分を保持しようとするため、循環血液量が増加して血圧が高くなります。
【4】血圧が高いと悪いの?
血圧が高くても、特別な自覚症状はないことが多いです。
しかし、高血圧が長期的に持続すると、血管に負担がかかり、心臓・脳・腎臓・足などに悪影響を与えてしまいます。
逆に、血圧が低すぎる場合では、立ちくらみなどが起こりやすくなります。
【5】血圧を高くしないために
血液は24時間365日、常に流れているため、加齢とともに血管が硬くなり、血圧も高くなりやすいです。
そのなかで、血圧が高くなり過ぎないように下のようなことがおすすめです。
- 野菜・果物をしっかり食べる…野菜や果物には抗酸化作用のあるものが多く、体内の酸化(いわゆる老化)を予防する
- 塩分を摂り過ぎない…塩分を摂り過ぎると、血液中のNa濃度が高くなり、血圧が高くなりやすい
- 肥満の解消
- 適度な運動…激しい運動ではなく、軽く息が切れる程度の有酸素運動を30分〜1時間程度を目安に行う
- ストレス解消…ストレスは血管を収縮させて、血圧を高くする
- 禁煙…タバコに含まれる有害物質の影響で、血管がボロボロなりやすい
- お酒を飲み過ぎないなど
「ストレス」というのは、あらゆる面で体に悪影響を与えてしまうので、リラクゼーションやお茶会・入浴など、ご自分なりのリフレッシュ方法を心がけましょう。
血圧の仕組みについてはこちらの動画でも解説しております。
最後までご覧頂きありがとうございました。
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