創業以来40余年、お得意様や遠方からのお客さんまで幅広く親しまれている『手打ちそばの味源』さん。

季節感のある手打ちそばと、少し変わったおそばがおいしいと噂のおそば屋さんです。

平日の昼間でしたが、満席で20分ほど待ちました。店内は4人掛けの座席が4席、4人掛けテーブルが6席、大きな四角いテーブルが（2人ずつ座れるように区切られていました）8席。左奥には製麺所と宴会場がありました。

メニュー表を見て驚きなのが、その豊富さ。

メニュー表以外にも店内には季節の一品物のメニューが掲示されています。

京都にて10年ほど京料理の修行をされていたという二代目店主さん。鯖寿司や丼物、懐石料理や仕出し、折り詰め弁当なども予算・目的に合わせて受けてくれるそうです。

今回は注文したのは、大人気の『箱天（￥1650）』。

玉手箱のような漆塗りのセイロに、ざるそばとさくさくのてんぷらが盛られています。ボリュームたっぷりで、おそばも少し多めのような気がします。沢山食べたい！そんな方にお勧めです。

そして旬のおそば『茶蕎麦の芋かけ（￥1000）』は静岡の新茶と京都一保堂の抹茶を練り込んだおそばです。箱天のおそばと比べると少し細めに打たれています。つやのあるしこしこの麺。少し辛口のそばつゆに浸さずさらっと撫でるように付けて食べると、口の中にお茶の香りがふんわりと広がります。
箸で掴めるほどの粘り気のあるとろろは、茶そばとの相性が良いです。そばの風味、お茶香り、とろろの旨味が交じり合い、贅沢な一品です。

納豆好きとしては食べてみたいと気になったのが『納豆ふわふわ（￥400）』！よくかき混ぜた納豆にたまごを落として焼いているのでしょうか？ふわっふわで今まで食べたことがない新食感です。火を通した納豆は香ばしく、これはうまい！
納豆が好きな方は絶対食べておいた方が良い味です。

バリアフリーなお店を目指しているという『味源』。
車椅子でも入れるように入口はスロープにしてあり、優しい配慮が伺えました。

レジでは蕎麦の実、蕎麦粉、蕎麦にちなんだお菓子が販売されていましたので、『蕎麦カヌレ（￥250）』を買ってみました。

外はカリッと、中はしっとりとしたまるでプリンのような味わいでくせになりそう！こうなると他のお菓子も気になるところです。

旬の味、さまざまな料理が味わえる『味源』は、お菓子もおいしいおそば屋さんでした。そのポテンシャルに期待して、新しい旬の味を食しにまた訪れたいと思います！