皆様いかがお過ごしですか。伊勢市を中心に地域の歴史やグルメ情報、イベントなどをお届けするヤフーニュース地域エキスパートharuharuです。鳥羽市若杉町の絵画講師・野村昭輝さん（82）の個展が、玉城町宮古のギャラリーボナール伊勢玉城館で開催されています。13日まで。同展の展示数や内容などを紹介します。

野村さんは「深呼吸のできる風景」をテーマに長年、独学で油絵を描き続けます。同展は昨年１年間で制作した63点の中から風景画や静物画約40点を展示。「もみじ」と題した作品は、多気町の金剛座寺でスケッチしました。アマチュアカメラマンの紹介で初めて訪れ、「もみじが出迎えてくれたので」と鮮やかな色彩で表現したそうです。

絵の大きさは4～80号で、最も大きい作品は「戸板谷池」。「素直な気持ちでそのまま描く」のが信条で、「差し入れ」「苺と」「斎宮池」「宿浦」「河津桜」など多種多様な力作が並びます。「店で見かけた絵が素敵だったので」「新聞を見て」などのきっかけで、人々が次々と来館。仕事を通じての知人、磯部町の松本保さん（82）は「素晴らしい」と話しました。

どの絵も丁寧なタッチで、色彩が鮮やか。ワクワクした気持ちで描いているのが伝わり、楽しい気分になります。「来てくれてありがたい。ご縁が宝。生きるエネルギーになります」と、感謝の気持ちと謙虚な姿勢で一人一人に声を掛ける野村さん。人柄に惹かれて来館する人も少なくありません。一度、足を運んでみませんか。

• 「新春　野村昭輝油絵個展」
• 日時:～13日　午前11時～午後4時（最終日3時）
• 会場:ギャラリーボナール伊勢玉城館
• 所在地:玉城町宮古2338-1
• 連絡先:0596-58-8600
• 入館:無料
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