懐かしい味のする楢葉のユズサイダーと鹿島田のアンテナショップ【川崎市幸区】
東日本大震災からもうすぐ10年。川崎市に住んでいても、被災地を応援したい気持ちは常に持ち続けています。今回は、福島や三陸を応援している川崎市幸区鹿島田の「アンテナショップ青空」を訪ねてみました。
アンテナショップ青空
JR南武線・鹿島田駅から南武線沿いに歩いて徒歩3分のところにある「アンテナショップ青空」(公式ブログ)。
私がここを訪問する理由は3つ。
- ここでしか手に入らない福島のおいしいもの(特に「おつまみ」)を買いに行く。
- 子どもが輪投げゲームでアメ玉をもらう。
- ここでしか飲めないサイダーを飲む。
その理由が店内に入ると見えてくると思います。どんな商品があるのでしょう?
福島の食材がたくさん!
いつも月曜日に福島から送られてくる野菜や商品で棚がいっぱい!この中でよく売れるのはお菓子。お店の方に話を聞いている最中に、次々と近隣にお住まいの方が買い物されて行きます。お菓子を買って会話して、帰っていく風景がここにはあります。
お酒のおつまみやご飯のお供になりそうな商品がたくさんで目移りします。私も「サバの味噌煮(三陸沖)」を買って帰り、ご飯とおいしくいただきました。
防災にも力を入れています
卵の下にあったPOPが気になったので拡大します。
鹿島田商店会で行われている「鹿島田防災マルシェ」という防災情報の発信を行うイベントで「アンテナショップ青空」を出展させてもらうこともあるそうです。東北で実際に聞いた話などを参考にされて販売されているそうです。
子どもにも楽しいアンテナショップ
「アンテナショップ青空」の目の前は、実は保育園。時折、小さなお友達が入ってくるそうです。輪投げをしてアメ玉がもらえたり、お店番をしているおばあちゃんとじゃんけんしたら、お菓子がもらえるなどのミニゲームを用意されています。私も土曜に息子を連れて輪投げをしたこともあります。地域で子どもが入れるお店というのは防犯観点からもいいですよね!
「ユズサイダー」に隠れた秘密
このユズサイダーは、福島県楢葉町の柚子(ゆず)が使用されています。ふたば未来学園中学校・高等学校の学生さんが商品開発を行い、ふるさと納税の返礼品にもなっている商品です。あとで教えていただいたのですが、この商品がビンなのは、東日本大震災の時に津波がさらっていった「大量のプラスチック資源ごみ」。開発当時、今も太平洋を汚染している「マイクロプラスチック」が、テレビで報道されていたそうです。そのことが理由となり、ユズサイダーをペットボトルにできなかったそうです。環境への配慮もなされた商品は、柑橘系の香りと優しい味がするアンテナショップ青空の「人気商品」の一つです。それぞれの商品に隠れたストーリーがあり、震災に想いを巡らせながら、アンテナショップでお気に入りの一品を探してみるのもいいですね!
福島物産店 アンテナショップ青空
住所:神奈川県川崎市幸区鹿島田1-11-2
電話番号:044-544-3882
営業時間:11:00-19:00※
定休日:日曜(祝日は前日までにお知らせ)
公式ブログ:https://ameblo.jp/fukushima-shop
アクセス:JR南武線・鹿島田駅より徒歩3分、JR横須賀線・新川崎駅より徒歩7分
※新型コロナウイルス感染拡大により、営業時間・定休日が記載と異なる場合がございます。ご来店時は事前に店舗にご確認ください。