宮城に住んでいたライターが考えた防災グッズの最低限3つ。
整理収納アドバイザーFujinao(フジナオ)です。
もうすぐ東日本大震災から10年ですね。
今回は、我が家が転勤で宮城県に住んでいた時に「最低限これは」と思って用意していた防災用品についてお話ししたいと思います。
備蓄の3本柱「食料」「灯り」「情報」
我が家が宮城県仙台市に転勤になったのは2011年10月のこと。
震災から半年が経過したとはいえ、街中は建物の補修工事用ネットに包まれた建物ばかり。
仙台空港に着く直前に見た、海岸線付近の木々がなぎ倒されている様子は災害の恐ろしさをまざまざと実感させてくれました。
また、当時、3.11の余震も頻繁にあり、幼い子供を抱えた身としては「平時のうちにしっかりと防災対策をしなければ!」と思い防災グッズを揃え始めました。
その時に考えたのが「食料」「灯り」「情報」の3本柱です。
1.「食料」の備え
まず揃えたのが「食料」です。
当時はまだ防災グッズの主食料といえば乾パン、というのが常識でした。
しかし、ローリングストックという食料保存方法があると知り、普段食べている食材を少しだけ多めに買って保管するようになりました。
具体的にはカレーなどのレトルト食品やカップラーメン、サバやシーチキン、果物などの缶詰、パックご飯、野菜ジュースや豆乳など、子供も普段食べ慣れている味のものを中心に少し多めにストック。
そして冷凍庫の中にはアンパンやチョコチップパンなど菓子パンも1つ2つ常備。
冷凍した菓子パンは自然解凍でそのまま食べられますので、月に1回程度入れ替えながら備蓄しています。
また、冷凍庫の中には菓子パンの他、アウトドア用の強力な保冷剤を常に冷やしておき、停電時でも冷凍庫を少しでも長持ちするようにしています。
もちろん水も大切です。
我が家では2L入りペットボトルのお水を6箱備えてあります。
まずは、2箱ずつ時期をずらして6箱購入。
消費期限が近づいてきたら2箱ずつ入れ変えてローリングストックしています。
持ち運びやすい500mlのペットボトルも数本ストックして普段使いをしながら回しています。
避難所に行く時に軽くて便利なアルファ化米や缶詰入りパンも少しは備えているのですが、備蓄食料の大半はこういった普段から食べている食材です。
専用の備蓄品を大量に購入するよりも死蔵品になる確率が低いので、食料のローリングストック方式はとてもおすすめです。
また、お湯が使えるとメニューの幅が広がりますのでカセットコンロとガスボンベもある程度備えるようにしています。
2.「灯り」の備え
次に用意したのが灯りです。
地震の際に火を使うろうそくは危険だと思い、基本的に電池で使える灯りをチョイスしました。
用意したのは3つ。
手持ち式の懐中電灯、広範囲を照らせるLEDランタン、そして両手が空くヘッドライトです。
以前、台風で一晩停電になってしまったことがあるのですが懐中電灯だけでは部屋全体が暗く作業がしにくく、また、暗い中を移動ということであれば両手が開くヘッドライトが便利でした。
懐中電灯とLEDランタンは単三電池を使うものに統一し、電池を効率よく備えるようにしています。
ヘッドライトは100円ショップのセリアで購入したのですが、とても明るくて気に入っています。
手頃な値段なので、家族の人数分用意しています。
3.「情報」の備え
災害時、パニックにならないように情報を得る手段についてもしっかりと準備しておきたい、と思いました。
そこで用意したのがラジオです。
手巻き充電もできるものを選びました。
いざとなればスマホの充電もできます。
他にも、普段家で使っている充電器はモバイルバッテリーを兼ねたモノを使用しています。
他にもモバイルバッテリーを2つ、そして車から電源を取ることができるシガーソケットも準備しています。
普段使っている電池は充電式のエネループ。
その充電器はいざという時には電池式のモバイルバッテリーにもなります。
また、カーナビではTVを見ることもできるのでガソリンが半分になったら給油、というルールにしています。
最後まで読んでくださりありがとうございました!
もちろんこれ以外にも揃えておいた方が良いものは沢山あるのですが、まずはこの最低限3本柱に沿って用意するだけでも安心感が違うのかな、と思います。
これから防災グッズを備える予定の方の参考になれば幸いです。
整理収納アドバイザーFujinao(フジナオ)でした。