大量のポイ捨てが社会課題のベルギー「灰皿ロボット」が道路にタバコの吸い殻捨てないように呼びかけ
ベルギーのヘント市はタバコの吸い殻を回収する灰皿ロボットを開発した。灰皿ロボットはオランダ語と英語で話しかけることができる。タバコを吸っている人に道にタバコを捨てないように呼びかけて、灰皿ロボットに吸い殻を捨ててもらっている。灰皿ロボットが喫煙者に呼びかけている紹介動画も公開している。
ベルギーではタバコの吸い殻が大量に道路に捨てられることが社会問題にもなっている。ベルギーのフランデレン地方の道路で収集されるゴミの49%がタバコの吸い殻である。またブラッセルではカーフリーデーには1日に約65000本の吸い殻が道路に捨てられて、それらをボランティアが掃除している。タバコの吸い殻が蓄積されて地球環境問題にも悪影響を与える。また犬などが食べてしまって病気になっている。
そのため灰皿ロボットがタバコを道路に捨てないでちゃんと灰皿に捨ててもらうことも呼びかけている。ヘント市の担当者は「道路にタバコの吸い殻を捨てることをやめてもらいたいです。当局では無料のポータブル灰皿も配っています」と語っていた。
▼灰皿ロボットが喫煙者に呼びかけている紹介動画