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【札幌市中央区】札幌市内にある有形文化財 旧永山邸に行ってきました

安田優子講師、ローカルタレント、元ラジオパーソナリティ(札幌市)

私は女子大生としての活動もしています。今年は、学芸員の資格をとるための学習に励んでいるということもあり、札幌市内の博物館や文化財などをめぐるのも、勉強のひとつなんですが、素敵なところがたくさんあるので、今回はオススメスポットとして旧永山邸を紹介したいと思います。

旧永山邸は、札幌市中央区北2条東6丁目 永山記念公園内 サッポロファクトリーのお隣にあります。正式な名前は、旧永山武四郎邸及び旧三菱鉱業寮という名前になりまして、むかって右側の建物が旧永山武四郎邸で、左が旧三菱鉱業寮です。

永山武四郎といえば、屯田兵設置に尽力した方で、旧永山邸は、屯田事務局長時代の明治10年代の前半に建てられたとのこと。旭川市にある永山という地名も永山武四郎の名前からとったものですし、北海道庁長官(今でいう北海道知事)だったということもありますが、旧永山邸のお隣のサッポロファクトリーもサッポロビールの前身となる開拓使麦酒醸造所があった地ですし、この旧永山邸からまっすぐ西へ行くと北海道庁の赤レンガがあるんですよね。なので、道庁正門が起点になっていて、旧永山邸もある北3条通りは、開拓使通という通称があるようです。

永山武四郎が亡くなったあとに永山邸の土地と建物を買収した三菱合資会社が、昭和12年に増築した建物が旧三菱鉱業寮。

中でつながっていて、私たちは、旧三菱鉱業寮から入館することになります。

カフェもあり、こちらはとても人気があります。この時期は、テイクアウトにして、屋外にあるベンチで食べるのもいい感じです。開館時間が書いてあるものが置いてありますが、入口は閉まっていますので、入っていいのかわからない気持ちのまま、扉を開けます。

靴を脱いで、靴は下駄箱に入れて入館します。

入館料は無料で、自由に見学することができます。撮影・貸室利用有料とありますが、有料撮影というのは、例えば婚礼写真といった撮影目的の利用だったり、商業利用の撮影とのこと。明治と昭和時代の建物ですから、和装で婚礼写真をという方もいらっしゃるようです。

右に行くと旧永山邸管理室を通り過ぎて、旧永山邸内の見学ができます。旧永山邸は、洋室もあって、和室もあるという住宅です。洋室は応接室だった模様。

パネル展示もありました。

旧三菱鉱業寮側にカフェ「ナガヤマレスト」がありますが、その手前に電話室がありました。黒電話。若い方だと、黒電どころか、このダイヤル式タイプの電話の使い方もわからない方もいますよね。ゼロとかキュウをまわすと、なかなか次の番号をまわせないから、ゼロが多い電話番号は、イライラするという人もいたりしましたよね。(笑)

っていうか、ダイヤルまわすというフレーズも死語になってしまったかと。

「ナガヤマレスト」も、私が行った日は、順番待ちになっていたので、ソフトクリームをテイクアウトすることにして、二階の階段上ってすぐのホームで食べました。和洋折衷喫茶というフレーズは、旧永山邸が和洋折衷の建物になっているところからきているようで。和洋折衷と懐かしい洋食や今の時代の料理の融合をテーマしているようです。

二階には、貸室としての和室だけではなく、みんなのギャラリーや、まちの図書館などもあり、のんびり過ごすことができるようになっています。

とても素敵な空間で居心地がとてもよく、窓から見る公園の景色だったりを見ながら、ぼーっと過ごして時が流れていくのを味わうというのもいい感じです。歴史的建造物がリノベーションされて、全てが飲食店になっているという建物も多い中、札幌市の文化財としての見学が無料で出来て、ちょっとした時間もすごせるうえに、さらにカフェもあるというのが、ありがたい旧永山邸。しかも、夜10時までです。ぜひ、行ってみてくださいね。

旧永山武四郎邸 及び 旧三菱鉱業寮
札幌市中央区北2東6丁目
電話番号 011-232-0450
開館時間 9時~22時(貸室利用時間は9時~21時)
定休日 毎月第2水曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始
入館料 無料

和洋折衷喫茶ナガヤマレスト
営業時間 11時~22時
電話番号 011-215-1559

講師、ローカルタレント、元ラジオパーソナリティ(札幌市)

札幌生まれの札幌育ち。札幌から14日以上離れたことがない生粋の札幌っ子です。 趣味はスポーツ観戦全般(特にコンサドーレ札幌、ヴォレアス北海道、スキージャンプ)、韓国ドラマ鑑賞、女子大生としての勉強です。 教員免許は、高校は地歴公民、情報、家庭、商業、中学は社会、技術、家庭を所持。司書教諭、図書館司書、学芸員の資格もアリ。学ぶことが大好きなので、今年度も女子大生です。

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