【北九州市八幡東区】親子二代25歳での出発~アカホシ装飾
SNSを見ていたら1つの記事が目に入りました。
ビニールレザーと本革の端切れの無料配布
え??買うと高いんじゃないの?
住所を見てみると、北九州市にあるお店。
これは、行かなくては、と手芸好きの知人を誘い、行ってきました。
工房はお休みでしたが、知人は諦めきれず、電話連絡をすると、お店の方がわざわざ端切れを見せていただけました。
少しずつリフォーム中のショールーム
端切れが置いてあったのは、リフォーム中のショールームの一角。
端切れと言っても、クッションなどが十分に作れるくらいの大きさのものばかり。
両手に抱えるくらいの量をいただいていました。
ここには、布を張り替えた椅子、生地の見本、趣味で集めていると言われたアンティークグッズなど、お店の方のこだわりが詰まった場所でした。
知人は二階も見せていただき、「すごく素敵な場所だった」と、大興奮していました。
親子二代で作業中
工房を拝見させていただきました。
代表の赤星 研悟さんが25歳の時、それまで勤めていた家具の小売店が倒産し、「やれるはず」と、自宅の一角、6畳一間で25年前に開業。
今年から修業を始めた長男の岳さん(25歳)が生まれたばかりの時期だったとのこと。
奥様の赤星靖子さんに「そんな時期に独立すると言われて、反対しませんでしたか」と伺うと
「家もあるし、いいかなと思って」とのこと。
私なら反対すると思うので、なんて心が広いんだろうと思いました。
お話を伺っていくと、ご夫妻の出会いはバックパッカーとして住んでいたカナダ。
その後、ネパールやタイにもお二人で訪れ、山登りもしていたそうです。
信頼しあっているご夫婦なのだと感心しました。
家庭用から飲食店、病院、アンティーク家具まで
装飾の仕事で独立してからのお話を、代表の赤星研悟さんにお伺いしました。
「昔は北九州市でも装飾店は10件ほどあったけど、どんどん閉業していって、うちが残ったんですよ。苦労はなかったですね。」
とのことでした。
手がける装飾は、自宅用だけにとどまらず、飲食店や病院、美容院などの椅子やソファー、そしてアンティーク家具にまで及ぶそうです。
ホームページでは、手がけた様々な家具を拝見することが出来ます。
(さくらはなこ)