[訃報]カーラ・ブレイさんが亡くなりました
カーラ・ブレイさんが亡くなりました。
Carla Bley, prolific and expansive jazz pianist, dies at 87
カーラ・ブレイさんのキャリアは、1960年代の楽曲提供からスタートしたと言っていいでしょう。
ポール・ブレイさん、マイケル・マントラーさん、スティーヴ・スワロウさんと、歴代のパートナーとともにジャズの歴史に残るパフォーマンスを残してきたところも、カーラ・ブレイさんらしいと言えるかもしれません。
以下は、コメントとしてメモしてみた文章です。
手元の資料(The 6th TOKYO MUSIC JOY '90のパンフレット)を確かめると、1990年2月18日にサントリーホール小ホールで行なわれたカーラ・ブレイ&スティーヴ・スワロウ“デュエッツ”の公演を観に行っていました。
覚えているのは、カーラ・ブレイさんの、ジャケットから抜け出してきたような“大わらわ”そのものの鮮やかな髪と、スティーヴ・スワロウさんとの“距離感”の近さでした。
『リベレーション・ミュージック・オーケストラ』や“ジャズ・コンポーザーズ・オーケストラ・アソシエーション”といった経歴から、ピリピリとした印象のミュージシャンではないかと想像していたのに、実際の彼女は正反対の、ラフというか、いわゆるジャズ・ミュージシャンのアドリブとは一線を画すような、独自の“インタープレイ”と呼ぶべきパフォーマンスを披露してくれたことを思い出しています。
ご冥福をお祈りします。