【可児市】驚きの光景を目撃! 世界を動かす「ラインマン」が凄い! 取材後、感謝の気持ちが止まりません
全国の、、いや全世界の人に知ってもらいたい「ラインマン」の素晴らしさ!
(※ラインマンの詳細を知りたい方は、ラインマンをクリック! )
ラインマンが世界を動かしていると言っても、過言ではありません!!
より多くの人に伝えたくてたまらない!
拙い文章で恐縮ですが、最後まで読んでいただけると嬉しいです。
大概のことは、インターネットで調べることができる時代。しかし、どう検索しても調べることができず、気になって仕方がないことがありました。
可児市坂戸にある、スーパーセンターオークワ付近を走行中に、驚きの光景を目撃しました!
何がどうなっているのかサッパリわからない、初めて見る光景に驚き! (慌てて手持ちのスマホで撮影をしたため画質が悪いですが、なんとか現場の写真撮影をすることができました。
作業員の方々、みなさん凄くテキパキとされており、サーカスを見ているかのような軽やかさ! 丁度退去する時だったようで、あっという間に鉄塔から降りていかれました。
驚きの光景を目撃した後、どのような人たちの手で、何の作業が行われていたのか、ずっと気になっていました。(いろいろな方向から調べてみましたが全くわからず)
説明すると長くなるので省略させていただきますが、なんと! 撮影した現場の工事内容の詳細を知るために「中部電力パワーグリッド株式会社様」に、取材をさせていただくことができました!
まさか、私のような者が直々に取材させていただけることになるとは夢にも思わず、緊張しながら、美濃加茂市にある「中部電力パワーグリッド株式会社・加茂電力センター」へ向かいました。
加茂電力センターに到着して、送電課の山田様と高橋様のお二人の手厚すぎる取材協力体制に、私の心境は恐縮の嵐・・(汗)
現場の写真と照らし合わせながら丁寧に説明していただきました。
とても楽しく、わかりやすかったので、お二人の説明の動画を見ていただくのが、本来ならば1番良いと思うのですが・・できる限りうまく文章でお伝えできるよう頑張ります。(文章作成能力が欲しい・・(切実))
今回の工事は、送電容量を増やすために、愛知県犬山市から、岐阜県加茂郡川辺町までの送電線の一部張り替え作業を行われていたようです。(設計や用地の交渉などの準備などを含め、約3年もの長い年月をかけての実施)
※写真は、私が見かけた現場と同じ場所の作業写真を、中部電力パワーグリッド株式会社様に提供していただきました。
私が見かけた日は、張り替えた電線に「スノーレスリング(難着雪リング)」の装着をされていたとのことです。
※遠方から眺めた時に、私には「乗り物」に見えた青色の物体は、落下物防止のためのネットでした。
下段が張り替える前の太さの電線。上段が張り替えた後の太さの電線。(黒い輪がスノーレスリング)
電線に、こんなリングを付けて何の意味があるの? と思いませんか??
スノーレスリング(難着雪リング)は雪害対策のために付けられるのだとか。リングのおかげで、電線に降り積もった雪が自然に落下するようになり、さまざまな雪害から電線を守ることができます。(書き出すと長くなるので今回は省略させていただきますが、雪による被害が多々あるのです)
スノーレスリングの他に、ねじれ防止ダンパも雪害を防ぐためのアイテム。これがまた、すごく重たいのです。こんなに重い物を持ち上げながら高い鉄塔に登るとは・・。
重いといえば、電気を絶縁するための「がいし」も重い!! (1つだけで約6kgもあります)
鉄塔と電線を電気的に絶縁するために「がいし」を利用します。(流れる電圧が高くなればなるほど「がいし」の使用個数も増えます)
安全装備のフルハーネスは、ハーネス自体の重量もあります。
自分の身は自分で守る。常に安全第一を心がけて作業をされています。
自身を守るためだけの安全ではなく、周囲の安全にも細心の注意を払って作業されています。
上の写真は、工事中に物を落下させて事故を起こさないようにするために、鉄塔の途中にグリーンのネットが張られています。このネットを装着するだけでも大変な作業です。(工事中は、周囲に人が入らないように交通規制もされます)
延線車(電線を張るための機械)など、さまざまな重機や機械工具を使用して張り替えるのですが、重機や機械工具類を置くための場所の確保も必要です。
借りた場所の地盤が軟弱な場合、地盤の強化のため、覆工板を敷き詰める作業も必要になります。
土地を借りられる場所によって、鉄塔からの距離も変わってきます。作業しやすい場所を確保できるとは限らないので、その都度、張り替え方法を考えなくてはいけません。
大型クレーンを利用しての作業もあります。
立派な鉄塔も、長くどこまでも続く電線も、ラインマンの方々の苦労の賜物です!
ラインマンの仕事は
■大地を相手に基礎を築く
■空にそびえる鉄塔を建てる
■電線をつなぎ、空に電気の道をつくる
■電気が使える日常を守り続ける
電気がないと生きていけない時代。電気がないと世の中が回っていきません。
普段、当たり前のように毎日利用している「電気」。ありがたいとは思っていても、深く考え、心底ありがたいと思いながら生活している方はどのくらいいるのでしょうか?
危険と隣り合わせの仕事。暑さ、寒さの中の肉体労働。高い技術力が必要となるので、訓練や知識も必要です。
今回、市内でラインマンの作業風景を目撃して、取材させていただき、普段知り得る事ができなかった情報を教えていただき、電気を利用できることについての感謝の気持ちが格段に強まりました。
燃料費高騰で電気代も上がり、不満の声もありますが、毎日不自由なく、スイッチ1つで電気を利用することができるこの幸せ! 慣れてしまっていますが、凄いことだと思いませんか? 電気代は安いと個人的に感じます。
電気(世の中)を繋いでくださっている、ラインマンや、多くの方々に対する感謝の気持ちを忘れないで、日々過ごさせていただきたいですね。