1世紀の日本人は何をしていたのか?古墳や住居跡が示唆する卑弥呼の存在
突然ですが、ふと「大昔の日本人は何をしていたのだろう」と気になることはありませんか?
ということで今回は、1世紀(弥生時代)の日本について紹介したいと思います。
・1世紀の日本
周辺国から稲作の技術が伝わり、初めて米食文化が始まったのが1世紀です。
1世紀は日本の弥生時代に相当する年代で、力を蓄えた集団「クニ」が出現し、縄張りや食べ物を巡って争った時代でもあります。
そんな時代で活躍したのが、かの有名な日本初の女王「卑弥呼」です。
「クニ」を治めていた各国の王たちでは争いが絶えなかったことから、卑弥呼が女王として君臨。
争いの絶えなかったクニを占いや呪術を用いて従え、平和な国づくりを目指したのです。
しかし、卑弥呼は人前に姿を現すことがなかったため、代役を務めた弟が国を指導していたという説もあり、現代でも卑弥呼の正体や存在については明らかになっていません。
・古墳や住居跡が示す卑弥呼の存在
弥生時代では、亡くなった有力者を「古墳」とよばれる墓に葬りました。
古墳といえば、弥生時代の後に続いた「古墳時代」のイメージを抱く方が多いかもしれませんが、その存在は卑弥呼の時代から受け継がれています。
そんな古墳や住居跡が多く残されている地として注目されているのが、鳥取県にある「むぎばんだ史跡公園」周辺です。
むぎばんだ史跡公園周辺には弥生時代〜古墳時代まで、大小さまざまな古墳が眠っています。
数多くの古墳や住居跡があることから、かなり大きな力を持った「権力者」が治めていたのではないかと考えられているそうです。
そして、その権力者こそが「卑弥呼」なのではないのか?という説も囁かれています。
・弥生時代の文化を肌で感じてみよう
むぎばんだ史跡公園では、復元された高床式住居や竪穴式住居の中に入って体験可能です。
弥生時代の文化や暮らしが気になった方は、ぜひ足を運んでみてくださいね。