【川崎市川崎区】月岡芳年って読める? 子どもと一緒にちょっと怖い絵を観て涼しくなっちゃおう
こんにちは!
みなさま、お盆休みをいかがお過ごしですか?
先日、空太郎と一緒に川崎の浮世絵ギャラリーに行ってきました。 夏らしく?お化けの絵がいっぱいで面白かったのでご紹介しますね!
川崎浮世絵ギャラリー
川崎浮世絵ギャラリーへのアクセスは、川崎駅の北口改札が便利です。
きたテラスの観光案内所にも…
今回の展示「芳年展」の案内がありました。
北口のコンコースを東口方面へ、アゼリアにつながる階段を降りずに、左(リバーク)の方へ行くと、こんな案内があります。
エスカレーターで3階に上がると…
その奥にあります。
月岡芳年という絵師
ギャラリーの中は写真撮影が禁止なので、外のサイネージに表示される絵を撮影しました。
月岡芳年は、幕末から明治中期にかけて活動した浮世絵師です。名前の読み方は「つきおか・よしとし」! 私、ずっとほうねんだと思ってました(汗)
歌川国芳の弟子で、代表作は「新形三十六怪景」など。
お化けが出てきたり、ちょっと残酷だったりと、かなりインパクトのある絵が多いです。
お芝居を題材にした作品も多く、代表作『奥州安達が原ひとつ家の図』などは、自分の劇団が「奥州安達が原」を上演した時に何度も眺めたので、とても既視感がありました。
「無残絵」と呼ばれる、ちょっと残酷な絵も多いのですが、不思議とあまり怖くは無いのです。幽霊や、この世のものでは無い何かを描いている時も、どこかコミカルで、ユーモラスな目線を感じるのです。
上の絵は「新形三十六怪撰」 のなかの「源頼光土蜘蛛ヲ切ル図」で、土蜘蛛という化け物を描いているのですが、めっちゃこの土蜘蛛かわいくないですかw?
また「月岡」という雅号のとおり、月をとても愛していたようで、多くの絵に印象的な月が描かれています。
上の絵は「月百姿」のなかの「玉兔 孫悟空」という作品で、空太郎は西遊記を読んで好きになっていたので、このシーンも「知ってる!」と喜んでいました!
こちらは同じ「月百姿」から「金時山の月」。
金太郎の絵ですね。このウサギと猿の相撲の腰つきがなんとも言えずかわいくて、それを見届けている金太郎も優しそうでいいですよね。
…とまあ、他にも面白い絵がたっくさんありました!
ギャラリー自体はそんなに広くは無いので、所要時間は30分くらいで堪能することができました。
お土産にはぜひ東海道五十三次グッズを
お土産売り場には、今回の月岡芳年にちなんだポストカードやマスキングテープなども売っていました。
でも、わたしのお勧めはこちら!
東海道五十三次シリーズをモチーフにしたポーチがとっても粋ですよ!
オープニングの時に川崎経済新聞で取材させていただいて以来、なかなか行っていなかった浮世絵ギャラリーですが、駅からも近く、子どもは無料で楽しめるので、ぜひ夏休みのお出かけの選択肢の一つに加えてみてくださいね!
月岡芳年 新形三十六怪撰
会期:2022年7月16日~8月21日
入場料:一般 500円 / 高校生以下無料
川崎浮世絵ギャラリー
住所:川崎市川崎区駅前本町12-1 川崎駅前タワー・リバーク
電話番号:044-280-9511
開館時間:11時〜18時30分
定休日:月曜日
アクセス:JR川崎駅北口改札より徒歩2分
公式サイト:川崎浮世絵ギャラリー