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【大阪市淀川区】木川本町商店街の「木川劇場」6月30日(金)から休館中。昭和な劇場の灯は消えるのか。

竹内由紀子地域ニュースサイト号外NETライター(大阪市)

阪急電車十三駅東口から徒歩数分の木川本町商店街の一角にある大衆演劇劇場「木川劇場」が、2023年6月29日(木)の公演の終了をもって休館し、6月30日(金)から閉まっています。実際に訪れてみると、劇場のシャッターには「劇場休館について」という休館の案内が貼られていました。

「木川劇場」の正面シャッターに掲示されている「劇場 休館について」の案内。
「木川劇場」の正面シャッターに掲示されている「劇場 休館について」の案内。

「木川劇場」は、以前は「十三ミュージック」というストリップ劇場でしたが、2013年から大衆演劇の劇場としてリニューアルしていました。「木川劇場」のTwitterには、2023年6月29日(木)の最終日までかかっていた公演がのっています。

スター演者が出演する公演の日時等の説明が貼られた入口付近。
スター演者が出演する公演の日時等の説明が貼られた入口付近。

こちらは、2022年の8月に撮影した「木川劇場」の入り口付近。劇場の外壁には、華やかな公演ポスターが、貼られていました。

色んな劇団が訪れて、毎月のように公演がありました。
色んな劇団が訪れて、毎月のように公演がありました。

「木川劇場」の側面。ステンドグラス風の2階の窓も昭和の香り。

50円~という激安の自販機も独特。
50円~という激安の自販機も独特。

そして、こちらは2023年8月現在の「木川劇場」。タイルを使用したレトロモダンな外壁デザインが、昭和を感じさせます。

休演中のひっそりとした「木川劇場」の佇まい。
休演中のひっそりとした「木川劇場」の佇まい。

阪急電車十三駅東口から「木川劇場」へは、つばめ通りを東へ進んで行きます。つばめ通りの東端に「木川本町商店街」が見えます。

大きく目立つ「木川本町商店街」の入り口。
大きく目立つ「木川本町商店街」の入り口。

ちなみに、つばめ通りのあちこちには、現在も劇場の公演ポスターが貼られたままになっていました。色んな劇団が入れ替わりで公演されていたようです。「木川劇場」が、地元の暮らしに溶け込んでいたのがわかりますね♪

つばめ通りのあちこちに貼られた「木川劇場」のポスター。
つばめ通りのあちこちに貼られた「木川劇場」のポスター。

「木川本町商店街」のアーケードの下を前進すると、商店街の端の一角に「木川劇場」が見えます。

「木川本町商店街」の様子。
「木川本町商店街」の様子。

「木川劇場」の向こうには、昔ながらの木川の住宅街が続いています。

向こうに見えるのは、昔ながらの木川の住宅街。
向こうに見えるのは、昔ながらの木川の住宅街。

昭和の香りが色濃い大衆演劇劇場「木川劇場」。場内には、花道などお芝居用の各種設備も整っているとのこと。このまま休業が続くのか、何らかのリニューアルや改装が行われるかの詳細は、現在のところ不明です。

懐かしさを感じられたり、昭和レトロな街並みにご関心のある方は、現在の「木川劇場」の形が残る今のうちに、是非一度、十三散歩の足を延ばされて訪れてみてはどうでしょうか。

「木川劇場」 

〒532-0023 大阪府大阪市淀川区十三東3丁目4-29

地域ニュースサイト号外NETライター(大阪市)

Z世代の娘と暮すマルチworker。吹田市在住。地域ニュースサイト号外NETで大阪市淀川区・西淀川区のライターをしています。大学は経済学部経済学科専攻でしたが、アートやインテリア等の趣味が嵩じ、生活雑貨メーカーで多様な商品開発に関与。現在は小説執筆中。淀川区は子供の頃過ごした思い入れのあるエリアです。街も生き物と考え、情報発信を通じて、様々な息吹を皆様にお伝えできればと思っています。

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