【高岡市】8月11・12日瑞龍寺ライトアップ夜の祈りと大福市開催。昼間の瑞龍寺で予習してきましたよ。
2023年8月11日(金祝)・12日(土)に国宝瑞龍寺で「夜の祈りと大福市」が開催されます。幻想的なライトアップを見て暑さを吹き飛ばしましょう!午後6時30分から9時30分の開催で、今回も無料シャトルバスが、イオンモール高岡から運行されます。
ライトアップされていない昼間の瑞龍寺を参拝してきましたよ。こちらは昼の山門です。全く違う顔をしていますね。瑞龍寺の建築には寺院専門の棟梁が和算で計算し尽くし設計されているそうです。
放射状に組まれた木材の角度も計算され尽くした美しさがあります。そして、この木目にも並々ならぬこだわりがあります。これは水流、身を清める水を表現しています。
棟梁には数学的な知識と計算力、災害や火災から守るために丈夫に、火が回らないように造る大工としての腕、そしていかに美しく魅せるかの芸術家としての能力があったとボランティアガイドさんがおっしゃっていました。ちなみに「高岡山」の文字が青くてびっくりしますが、これは塗り直しをしていますが、オリジナルと同じ色を再現しているんだそうです。
山門をくぐってこちらが仏殿です。屋根には鉛がコーティングされているため、太陽光に当たると白く見えます。現在では鉛をこのように使うことはできないので、今後修復する際にはどう再現するか専門家の間で推敲されているそうです。
本堂があるこちらの屋根は木材の屋根材に銅をコーティングしたものを使用しています。こちらは修復の際、銅に変わったそうで、オリジナルとは異なりますが、銅器のまち高岡らしい屋根になったと思います。
酷暑の中伺いましたが、なぜかこちらの渡り廊下は涼しいんです。涼しい風だけが入ってきてひんやりします。エアコンなどはありません。おそらく、これも計算し尽くされた設計の産物なのではないでしょうかとのことです。
最後にこちら、烏枢沙摩明王様です。瑞龍寺ファンなら「あれ?何か違う?」「撮影不可のありがたいうすさまを撮るなんて!」と思われるかもしれませんが、こちらは瑞龍寺の禅堂付近にある復元像です。耳の無い猪頭にも耳が復元されています。
ちなみこの猪頭、猪の頭に人間の体なんだそうです。あのキャラクターのモデルだったのでは?と謂れていますが、なんでしょう?鬼滅の猪…ではなく、高岡市出身のレジェンド漫画家の、耳をかじられたあのキャラクターです。信じるか信じないかはあなた次第だそうですよ!
ぜひライトアップも、普段の瑞龍寺もご覧ください。建物や仏像を見て意外に身近な何かにシンクロしていてクスッときたり、コンピュータもスマホもない昔の人々の頭と腕の良さに唸ったり、訪れるたびに新たな発見があるはずですよ! 普段の瑞龍寺には運が良ければ、ボランティアガイドさんがおられます。たくさんの知識をお持ちなので、出会えたらぜひガイドしてもらってください。予約等はできません、本当に出会えるかは訪れてからの運なのですが、本当におすすめなので、トライしてみてください!
瑞龍寺ライトアップ夏の祈りと大福市
2023年8月11日(金祝)、12日(土)
午後6時30分〜9時30分
無料シャトルバス、各種出店あり