iOS 18の初期リリースでは、Apple Intelligenceのような話題性のある機能こそありませんでしたが、今回もユーザー体験を向上させる細やかな改良が多数盛り込まれています。

特に、長年iPhoneユーザーが待ち望んでいたホーム画面とロック画面のカスタマイズ性が大幅に向上しました。これにより、iPhoneを買い替えることなく、まるで新しいデバイスを手に入れたような新鮮な体験を楽しむことができます。

iOS 18の主要な新機能については別記事で詳しく解説していますが、本記事では、初見では気づきにくいような「隠し機能」や「小ネタ」を10個厳選してご紹介します。新しいOSを使いこなすための参考にしていただければ幸いです。

①カレンダーアプリがピンチ操作に対応、リマインダーとの連携も強化

iOS 18のカレンダーアプリでは、ピンチ操作で「コンパクト」「スタック」「詳細」の表示を切り替えられるようになりました（ただし、リスト表示ではピンチ操作は無効です）。

②フラッシュライトの照射範囲を調整可能に

iPhoneの昔からある地味な機能の一つ、「フラッシュライト」がiOS 18で大幅に進化しました。コントロールセンターからの起動UIが見直されただけでなく、光の照射方向や範囲、明るさをスワイプ操作で直感的に調整できるようになりました。

③動画撮影中に一時停止が可能に

iOS 18では、動画撮影中に一時停止できる機能が追加されました。また、バックグラウンドで音楽再生をしながら動画撮影できるようになり、音楽を止めずに動画を撮影できるようになりました。

④呼びかけるだけで操作を実行できる「ボーカルショートカット」

新しいアクセシビリティ機能として、音声操作で特定の機能を呼び出せる「ボーカルショートカット」が実装されました。複数の機能をまとめて実行するショートカットを作成しておけば、呼びかけるだけで実行できます。

⑤バッテリーの最大充電を設定可能に

バッテリーの「充電」項目に、ユーザー自身がバッテリーの充電上限値を決定できる機能が追加されました。従来は80%のみ選択できましたが、iOS 18では自由に設定できます。ただし、この機能はiPhone 15シリーズ以降のモデルでのみ利用可能です。

⑥メモアプリ内で直接ボイスメモが追加可能に

メモアプリでは、オーディオファイルをメモアプリ内で直接録音できるようになりました。従来はボイスメモアプリと行き来する必要がありましたが、iOS 18ではメモアプリ内で完結できます。

⑦Safariに「気をそらす項目を非表示」が実装

iOS 18のSafariには、「気をそらす項目を非表示」機能が実装されました。厳密には広告ブロッカーではなく「気をそらす項目」を隠すための機能ですが、実質的にApple版広告ブロッカーと言えるでしょう。

⑧計算機アプリで科学計算や手書き計算、換算が利用可能に

iOS 18では、新しい計算機アプリが利用できるようになりました。従来の計算機機能に加えて、科学計算、手書き計算、換算機能が実装されました。ただし、手書き計算はiPhoneの小さい画面では使いづらいので、iPadでの利用がおすすめです。

⑨ボタンを押すとベゼルが飛び出します

iOS 18の中で「最もAppleらしい無駄機能」と言えるのが、ボタンを押すとベゼルが飛び出すエフェクトでしょう。

アップデートしたiPhoneのベゼルを押してみてください。ベゼル部分がピコッと飛び出します。実装の意図は不明ですが、ボタンが押されていることを視覚的に伝えるためかもしれません。

⑩アクションボタンの設定可能項目が大幅追加

iPhone 15 Pro、iPhone 15 Pro Max、iPhone 16シリーズに搭載されるアクションボタンの設定可能項目に「コントロール」が追加され、コントロールセンターと同じような機能をワンクリックで実行できるようになりました。従来は予め作成したショートカットを実行する形でしたが、iOS 18からは、より簡単にアプリや機能を割り当てることができます。

iOS 18の”隠し機能”はまだまだあります。詳しくは外部サイトよりご覧ください。