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韓国シリーズ第1戦は初の降雨サスペンデッド あす6回途中から再開予定も再び雨予報<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
雨具のファンが見つめる中ホームに向かうキム・ホンゴン(写真:サムスンライオンズ)

公式戦1位のKIAタイガースとプレーオフを勝ち上がったサムスンライオンズ(2位)の顔合わせとなった韓国シリーズは21日に開幕した。

KIAの本拠地クァンジュKIAチャンピオンズフィールドで迎えた第1戦は、雨で1時間6分遅れの19時36分に試合が始まった。

KIAの先発は公式戦防御率1位(2.53)のジェームズ・ネイル、サムスンはリーグ最多タイの15勝を挙げたウォン・テイン。試合は両エースの好投で5回を終わって両チーム無得点で前半を折り返した。

6回表、サムスンは2番キム・ホンゴンがライトにソロホームランを放ち先制。サムスンが1-0とした。次打者の四球でネイルが降板。KIAは2番手のチャン・ヒョンシクも続く打者を四球で歩かせた後に雨脚が強くなった。

45分間の中断後、審判陣は22時9分に降雨サスペンデッドゲームを宣告。あす22日の第2戦の試合前、16時から6回表サムスンの攻撃、無死一、二塁から再開する。ポストシーズンでのサスペンデッドゲームはリーグ史上初。

再開した第1戦が9回で決着がつなかった場合は延長戦に突入する。第2戦の試合開始は第1戦が17時30分以前に終わった場合は予定通り18時30分に開始。それ以降に終了の場合は、第1戦終了の1時間後に開始の予定だ。

しかしあすのクァンジュ地方の天気予報は朝から雨。第1戦途中と第2戦ともに順延の可能性がある。

韓国シリーズは7試合4戦先勝制。1、2、5、6、7戦をクァンジュ、3、4戦をサムスンの本拠地テグサムスンライオンズパークで行う。

◇10月21日(月)の試合

・韓国シリーズ 第1戦

 KIA 0 - 1 サムスン(クァンジュ)6回表途中

(降雨サスペンデッドにより22日16時、6回表サムスンの攻撃無死一、二塁から再開予定)

◆「31年ぶりの頂上決戦」

この両者での韓国シリーズはKIAの前身ヘテタイガースとサムスンが対戦した1993年以来、31年ぶり4度目。過去3度はいずれもヘテがシリーズを制覇している。

映像:キム・ホンゴンのホームラン(KBO公式YouTubeチャンネル)

⇒ ポストシーズン日程表(ストライク・ゾーン)

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載。連日、KBOリーグの結果をお伝えしています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FM那覇)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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