【木津川市】お花見の穴場!しずかな桜のトンネルが楽しめる蟹満寺を訪れてきました。
2024年4月11日現在、桜の様子を確認するために、蟹満寺の桜トンネルをのぞいてみました。 ^^
国道24号線を木津川市から京都方面に向かって走っていると、蟹満寺という看板が右手に見えてきます。
その看板の場所で、東に曲がると蟹満寺の駐車場があります。
その駐車場から天神川沿いには、知る人ぞ知る桜並木が続いているんですよ。
さらに奥の方へ進んでいくと、すこし道幅が狭くなって、200mにわたる桜のトンネルが広がっていて、満開時は特にきれいなんです。
桜は、散り始めといったところ。
爽やかな風に乗って花びらが舞い落ちる光景も、とってもきれいです。
散歩道には、座る場所やお弁当を広げるためのスペースが用意されています。
週末は駐車場が少し混み合いますが、平日は比較的人出が少なく、ゆっくりと花見を楽しむことができる、お花見の穴場スポットですね。 ^^
友達や家族と賑やかに楽しむお花見もいいですが、1人で静かに、日常の喧騒から離れて、桜の下でリラックスしたり、考え事をしたりするのも素敵な選択ですよね。
そんな場所にぴったり。 ^^
ちなみに、なぜここに「蟹」の名前を持つお寺があるのか、ご存知ですか?
何か不思議に思ったことはありませんか?
蟹満寺は、「蟹に満ちた寺」として、「今昔物語」に登場することで有名なお寺なんです。
物語では、村人が蟹をいじめているのを見て、深い信仰心を持つ女の子が蟹を助けたのですが、その後、女の子が陥った悲劇的な状況から救うために、観音様が蟹の姿で現れて助けました。
そのことに敬意と感謝を評した女の子とその父親が、蟹を祀るためにこの蟹満寺を建てたんだそうです。
この教えに基づき、毎年4月18日には「蟹供養放生会」が行われています。
今年も、14時から住職の読経が行われた後、14時半から住職自らの手で沢蟹が放たれます。
「命」に感謝を込めるこの儀式には、全国からカニ業者だけでなく、水産業や漁業関係、宿泊業や飲食業などの関係者や一般の方々も集まるそうですよ。
お時間のある方は、ぜひ覗いてみてはいかがでしょうか?^^
●蟹満寺●
〒619-0201 京都府木津川市山城町綺田浜36