インスタやスレッズなどのＳＮＳで「ご当地のおいしいラーメンを挙げて」といった書き込みがあると、ここ最近、続く回答の中で多いのは「岐阜タンメン」だ。急速に認知度を上げており、店舗も愛知県内に多く見かけるようになった。

　ところが、名古屋市内への出店はまだ５店舗にも満たない。なかなか店舗に行く機会がなかったのだが、とうとう満を持して「岐阜タンメン天白店」を初めて訪れた。ＳＮＳでの話題ぶりについて、実際のところはどうなのかを自ら検証したかったのだ。

　発祥は稲沢市の屋台らしい。しかし愛知県内では「タンメン」自体の認知度が低く、屋台の運営を軌道に乗せることが難しかったという。そこで、岐阜市に店舗を構え営業を再開したところ、一気に繁盛店となり現在の盛り上がりとなった。

　いざ天白店を訪れて岐阜タンメン（税込み８８０円）を実食。今まで味わったことのない素朴な味わいのスープだ。豚ガラから抽出されているそうで、そこにニンニクの強い風味が加えられている。とんこつラーメンによくあるパツパツとした歯ごたえの細麺。細かく刻まれた白菜やキャベツと細切りの豚肉が炒められている具材。野菜が豊富に含まれ、野菜不足解消にも一役買いそうだ。そして、アクセントとなる「辛味あん」も、最後まで飽きずに食べられるアクセントとなっている。

　とにかくスルスルと食が進み、タンメンは私の胃に収まった。替え玉（税込み１５０円）も追加し、スープも完飲。最後までおいしく、「ありがとうございます」の経験だった。

名称：岐阜タンメン　天白店

住所：天白区池場３－１９１２

駐車場あり

※営業時間や定休日などの詳細は公式サイトhttps://gifu-tanmen.com/index.htmlでご確認を