玉ねぎ栽培にこだわり続ける農業法人

玉ねぎの産地で有名な兵庫県・南あわじ市。今回は玉ねぎ栽培に並々ならぬこだわりを持つ、株式会社アワジブランドドットジェイピー代表の山崎さんにお話を伺いました。

株式会社アワジブランドドットジェイピーは、「美味しくて安心安全なこだわりの野菜を、淡路島から全国へ」をコンセプトに2007年5月に設立。土壌改良や栽培方法など独自栽培を確立し、2024年現在では大手スーパーや島内SAと契約を結ぶまでに成長を遂げました。「契約先から「この玉ねぎ、ウチにだけ出荷してください！」という言葉をいただけた時は、本当に努力してきて良かったなと感じます。ただそういう訳にはいかないんですが（笑）」と代表の山崎さん。これまでの苦労を感じさせない、はつらつとした笑顔で話してくれました。

有機肥料100％！アワジブランドドットジェイピーのこだわり！

アワジブランドドットジェイピーが栽培する野菜は、すべて有機肥料を100％使用し、化学肥料は不使用。また動物系アミノ酸と植物系アミノ酸を独自の配合で掛け合わせて、野菜に散布するという島内唯一の栽培方法を採用しています。手間暇はかかるものの、野菜本来の旨みや甘みを追求した野菜にはリピーターの方も多いそう。また安心安全な野菜である証明「兵庫安心ブランド」を取得しています。

特にその中でも人気の野菜が「淡路島玉ねぎ」。2月ごろから出荷が始まり生食に向いている新玉ねぎから、加熱調理に向いている中生種まで販売しています。

「一度食べてみてください！甘さの違いがわかりますから！」山崎さんは玉ねぎの味にはこだわりと自信を持っています。

「もっとたくさんの方に淡路島玉ねぎの美味しさを知って欲しい！」と山崎さんは、2024年から「食べチョク」でのオンライン販売を開始。また今後は海外展開も視野に事業拡大を目指しています。「法人の方に限らずお問い合わせいただければ、食べ方や保存方法などもできるかぎりレクチャーします！野菜のことならお気軽にお電話ください！」

淡路島玉ねぎは1年に1度しか栽培できせん。
気候変動への対応や病害虫の防除など、困難と戦いながら独自栽培にこだわり続ける株式会社アワジブランドドットジェイピー。今年も山崎さんの想いがギュっと詰まった美味しい中生種が熟しました。