2度リニューアルした「富士見湯」が全力でサウナに振り切っていた
サウナ散歩家のカラーひよこです。都内とその周辺のサウナ巡りが趣味で、これまでに 320 店を数えるサウナ・銭湯・スーパー銭湯を渡り歩いています。
今回は昭島市の「富士見湯」さんのサ活レポートです。少し前にサウナが大幅リニューアルした時に訪問して以来でしたが、また改装したそうで、何ともファンタスティックな外気浴コーナーが誕生していました。
「何でもあり」で1日過ごせるエンタメ銭湯
このエリアの銭湯サウナと言えば立川の「梅の湯」が(良い意味で)狂っていて大人気なのですが、こちらお隣の「昭島 富士見湯」もそれと同じくらいに(良い意味で)クレージーです。。
要は「何でもありなエンタメ銭湯」とでも申しましょうか。浴室も休憩スペースも初めて訪れた時には驚きました・・。
お風呂とサウナ以外で特筆すべきサービスをあげると
・銭湯では珍しい昼の 12 時開店
・2階の「ねころびゾーン」(別料金)に宿泊可能
・壁一面のマンガ 7000 冊以上が読み放題(雑誌も豊富)
・ビール、かき氷、軽食、ソフトクリーム、スナック菓子などの飲食も充実
・ドライヤーとマッサージチェアが無料、給水器もあり
などなど・・何でもありなのであります。
おすすめは 18 時から切り替わる「暗闇瞑想サウナ」
さて、浴室へ入るとまず壁のド派手なタイル絵が目に飛び込んできます。今まで見てきたどの銭湯とも異なる、ポップアート調でサイケデリックなタイル画。
建物はそれなりに年季が入っているようで、この日は手前側の寝転び湯と子ども風呂が故障中でお湯が抜かれておりました。奥には3つの浴槽。左は謎のショルダーマッサージと電気風呂を兼ねた低温の湯、真ん中の丸くて広い浴槽がジェットとバイブラ付きの中温の湯、右が高温の湯。
体と頭を洗うと、とりあえずお風呂は後回しにしてサウナへ・・。この日は夕方からの訪問でしたが、ちょうどリニューアルした「暗闇瞑想サウナ」に切り替わったタイミングでした。
リニューアルで大幅に改装されたサウナ室。壁と天井は黒く塗られ、明かりは三段の座席の足元の間接照明のみと、確かに薄暗い。そして以前からあるガス遠赤外線ストーブの横に新たにサウナストーンのロウリュストーブが!セルフロウリュが可能です。
ちなみに脱衣所に「アロマガチャ」なるアロマのガチャガチャ(200 円)が置いてあり、そちらを桶の水に追加してアロマロウリュにする事もできます。
瞑想サウナが始まる 18 時までは通常のテレビですが、その画面は焚き火の映像に切り替わります。BGM はオリエンタルなヒーリングサウンド。鐘の音ですね・・インドネシアの「ガムラン」っぽい音でしょうか・・これはサウナが捗る・・。ちなみにサ室の温度も昼間に比べて 10 度ほど高い 100 度になるそう。
座席最上段は各席仕切り付きの瞑想エリアとの事で各々胡座スタイルや体操座りで汗を流しています。慣らしの1セット目は入り口前下段、本番の2セット目は最上段、仕上げの3セット目は再び下段・・と、きっかり3セッションしました。
水質の良い昭島の天然井戸水の水風呂
緑のタイルがいい感じの3人サイズの水風呂には浴槽の縁すれすれまでに水が張られており、2人入るとその水が溢れ出すほど。1人出るたびに給水パイプからは天然の井戸水が注がれて追加されます。
17 度という冷た過ぎずぬる過ぎずで、その水質は高いと評判です。満員にならない限り、気の済むまで浸かってから水分を補給してサ室へ戻ることを繰り返します。。
新設の外気浴コーナー「空デッキ」が想像以上に最高だった
今まで通り露天風呂のイスでも外気浴はできるのですが、せっかくなので新登場した別料金 200 円の「昭島 空デッキ」を利用してみましょう。
ちょうどサウナ室の真上にあたる部分の6畳ほどのスペースです。岩風呂横の工事現場の足組のような階段を上がると、リクライニングチェアなど8脚のととのいイスの並んだウッドデッキに出ます。イスを流す用のシャワーホースあり。
夏の終わり頃の時期でしたが、上から降り注ぐミストと風鈴の音が気持ち良すぎる・・。見えるのは向かいの空き地の向こう側のマンションや家々の明かり程度ですが、見通しは良いですね。
それゆえこの展望デッキは男性側のみとの事でした。その代わり、女性サウナは男性より 100 円安い 200 円だそう。そう言えば、最初に通い始めた当時は 480 円の入浴料だけでサウナ込みという、このサービスの充実度であり得ない料金でした(汗。
現在は男性の場合、入浴料 520 円にサウナ 300 円、空デッキ 200 円を合わせると 1020 円ですが、是非とも瞑想サウナと一緒にこちらの展望デッキも体験してみてほしいですね。何かが「完結した」といった深い感慨を覚えます・・。
ちなみにこの記事を書いている本日も再訪したのですが、金木犀の香りと鈴虫の音が最高でした。
空デッキから降りて露天風呂の岩風呂へ。故障中の子ども風呂に浮かべるはずだった大量のキノコが浮かぶ「秋のキノコ風呂」仕様でした。
外気浴で冷えた身体を再びほわほわに温めると内湯に戻り、低温風呂 → 中温風呂 → 〆の水風呂で本日のサ活終了・・何というか、良い週末を迎えられそうです。。
以上、昭島市の銭湯「富士見湯」さんの紹介レポートでした。
ラーメン派(ジロリアン)ならサ飯におすすめな「自家製麺まさき」へ
ライトなジロリアンでインスパイア系も好む筆者が、この富士見湯へ来た時にサウナ飯として食べがちなのが同じく東中神駅が最寄りの「自家製麺 まさき」さんです。
今回で4度目の訪問でしょうか。麺量 150 グラムの「ミニらーめん」を。相変わらず、この極太麺のインパクトが凄い・・豚もホロホロで美味しいです。
所沢に2号店もできましたが、個人的にスープはこちらの乳化タイプの方が好みです。後半は「ほりにし」なるアウトドアスパイスで味変を試みました。これがハーブ?っぽい香りでかなりいい。最初からブタとヤサイに振りかければ良かったかもですね。
ごちそうさまでした(^人^)
昭島富士見湯(公式サイト)
入浴料:520 円・サウナ 300 円(女性 200 円)・空デッキ 200 円(男性のみ)
営業時間:12 時 〜 翌 9 時
定休日:月曜日
アクセス:JR 青梅線「中神駅」「東中神駅」徒歩 7 分
関連リンク
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