奈良県民のソウルフード“彩華”の本店がリニューアル! 愛され続けるスタミナ満点の一杯に心酔
奈良が全国に誇るご当地ラーメン「天理ラーメン」。
ピリ辛でニンニクの効いた、白菜がたっぷりと入ったスタミナラーメンです。
そんな「天理ラーメン」の元祖と言われるお店が【彩華ラーメン】。
その歴史は古く、1968年(昭和43年)に天理市で屋台として創業されました。
今や県内だけにとどまらず、大阪や京都、愛知にもお店はあり、幼き記憶の中にも刻まれる奈良県民心の味です。
そんな彩華ラーメンの本店は天理市岩室町にあります。
数ヶ月前より本店がリニューアル工事をされていて、その期間は敷地内の仮説店舗で営業されていました。
2024年6月3日に晴れてリニューアルオープンされたので、行って来ました。
最寄駅は近鉄前栽駅からおおよそ700mほどの場所。
駐車場は広々と店舗前に用意されています。
昔の彩華から知っている方であれば驚きもあると思われる、スタイリッシュでモダンな雰囲気の広々とした店内。
ざっと50人以上は座れそうな待合室スペースも用意されていて、店内はボックスのテーブル席を中心に95席もあるそうで、平日の21時頃でも続々と客がやって来ます。
注文もタッチパネルとなっています。
まずはグランドオープンを祝い、ビールで乾杯。
■サイカラーメン(小)
”天理ラーメン”の名で親しまれる、真っ赤でピリ辛なスタミナ系。
一口目からニンニクが香り、コクや旨味もある奈良県民が慣れ親しんだ味。
秘伝の自家製醤油ダレが味の決め手だそうです。
さらに、唐辛子の本場、中国四川省から輸入する辣醤(ラージャン)で辛みとキレを持たせているのが特徴で、ジャンクでまた食べたくなる中毒性を備えています。
プリッとした食感の細麺も彩華らしくてやっぱり良いです。
少しの豚肉にたっぷりの白菜やニラ、ニンジンが入ります。
なんといってもこの白菜が天理ラーメンの特徴で、訪れるタイミングや作り手でクタッとしていたりシャキッとしていたり味が馴染んでいたりと、作り手によっても印象が変わり、それがまた楽しい。ピリ辛のスープがより白菜の甘味を引き立て、ボリューム満点。
卓上にはラージャンとニンニクが置かれているので、更にパンチが欲しい人は加えるも良し。
「お客様を元気にしたい」という先代の想いから生まれたこの『彩華ラーメン』。
今も昔と変わらず、これからも多くの奈良県民の心と胃袋を掴んで長く愛されていくことでしょう。
奈良へお越しの際は立ち寄ってみて下さい。