巣鴨の路地裏のレジェンドせんべろ町中華「味っ子」のカツ煮で一杯! ジダンとロベカルのサインも?!
東京・巣鴨。
「おばあちゃんの原宿」とも呼ばれるおじいちゃん・おばあちゃんの元気な街。「とげぬき地蔵尊 高岩寺」をはじめ、地蔵通り商店街には露店が並び、老舗の甘味処やお蕎麦屋さんなどが軒を連ねる。
そんな巣鴨は近年はラーメン激戦区になっている。
かつては『ミシュランガイド東京』で一つ星を獲得した「Japanese soba noodles 蔦」があり、その後「砂田」「まるえ中華そば」「こいけのいえけい」「麺浪漫」「鴨と葱」など、ここ数年で名店が次々誕生していった。
比較的新しいお店が多い中でも、ダントツのレジェンド店がある。
「らーめん 味っ子」だ。
都営三田線のA4出口からは徒歩1分。国道17号から一本入った路地裏にある老舗の町中華だ。
このエリアだけ時の止まった空間。隣の洋食店「フクノヤ」も老舗で、レジェンドが2店隣り合っている。
壁に貼られたメニューを眺めると、その種類の多さに迷ってしまう。
ラーメンは550円、チャーハンは680円。都心とは思えない価格だ。
350円の半ラーメン、半チャーハンがあったり、餃子も半餃子、半水餃子があったりと、たくさん食べられない高齢のお客さんにも気を配ったメニュー構成。
そして気になるのは壁に飾られたジダンとロベルト・カルロスのサイン。来店したわけではないそうだが、それにしても凄い。
お酒類も充実していて、生ビールが550円、ハイボールが390円とこちらも嬉しいプライス。
350円均一のおつまみメニュー、そのほか一品料理もたくさんある。
まずは餃子とハイボールを注文。
餃子はなんと注文してから女将さんが巻いてくれた。焼き目はしっかりつきながらも滑らかな餡だ。
細かく切られた野菜とミンチの一体感が良い。ニンニクもよくきいている。
そしてここの隠れた人気メニューはカツ丼だ。
おつまみとして食べる人のためにカツ煮があるのが嬉しい。
大きめでサクサクのカツにふわっとした卵とじ。濃いめの醤油のカエシがじんわりと染み込む。千切りキャベツが添えられるのも良い。
テレビをぼんやり見てゆっくりと時間を過ごしながら、美味しいカツ煮で一杯。
ぜひお立ち寄りいただきたい。
らーめん味っ子
東京都豊島区巣鴨2丁目9−4
03-3910-4512
※写真はすべて筆者による撮影