【明石市】家のガレージで始めて40年!2代目オカンが目の前で焼く「お好み焼き」に魅了される夜
こんにちは!2年半前に明石に魅了されて移住してきたゆっきーです。
本日は、「無性にお好み焼きが食べたい・・」という定期的に湧き上がる欲を存分に満たしてくれるお好み焼き屋「茄子」をご紹介します。
林崎松江海岸近くで2代目オカンが営む、とても落ち着く暖かな雰囲気のお店です。
林崎松江海岸駅から徒歩約7分、海岸からは約2分!
お好み焼き屋「茄子」は林崎松江海岸駅から徒歩約7分、林崎松江海水浴場からは約2分の場所に佇みます。
カウンター7,8席のみのアットホームなお店。近所に住む常連さん、漁師の方や夏は海水浴に来たお客さんで賑わいます。
取材に伺った夜は平日にも関わらず満席。
来店前にInstagramのDMか、直前であればお電話で席を確保しておくと安心です。
・Instagramアカウント:こちら(外部サイトへ)
・電話番号:078-223-7265
お好み焼き・ねぎ焼き・焼きそば・オムそば・おでんなど・・豊富なメニュー
壁に貼ってあるメニューを見てみると、お好み焼き・ねぎ焼き・焼きそば・モダン焼き・オムそば・そば飯・とんぺい・おでん種メニューがずらり。
物価が高騰する中でも価格をキープし、さすがに安すぎるのでは?と心配していたところ、5月中に適正価格へ値上げ予定と伺い安心しました。
2代目オカンである店主をハブにお客さん同士の距離も自然と近づき会話が生まれます。目の前で次々に焼かれるお好み焼きを見ながら、まずは喉を潤します。
本日は1人飲みの方や複数名で来店されていた方など様々なお客さんがいらっしゃいました。
鉄板と席の距離が近く、目の前で焼かれていく工程を見ることができます。ジューっという音と香ばしい匂いが食欲をそそります。
うっかり食べ過ぎ注意!おすすめメニュー7選を紹介
本日は複数メニューをいただきたかったので友人と共に4名で伺い、7メニューをオーダー。
美味しさのあまり追加注文が止まりませんでした。
①エビイカ お好み焼き(税込 900円)
②豚モダン焼き(税込 800円)
③すじねぎ焼(税込 900円)
④豚オムそば(税込 800円)
⑤イカ焼そば(税込 800円)
⑥とんぺい焼(税込 700円)
⑦おでん(各100円)
※上記は価格改定前の金額です。
それぞれのメニューをご紹介していきます!
①エビイカ お好み焼き
まずはとろとろの生地と、ぷりぷりの海鮮の相性が抜群のお好み焼き。
基本的に作り方は先代のやり方を引き継いでいますが、イカの使用部位を胴体からゲソに変更した点は2代目オカンのこだわりポイント。
ゲソならではのコリコリとした食感がたまりません。
②豚モダン焼
お次は表面はカリッ、中は麺がモチッ、満足度の高いモダン焼。
目の前でどんどんと出来上がっていく工程を見ている間に空腹が加速。
ボリューミーなはずなのに4分割して食べるとあっという間に胃袋の中へ。不思議です。
③すじねぎ焼
こぼれんばかりに生地の上で踊るネギと、味がしっかりと沁みた牛すじコンニャクが生み出す絶妙なコラボレーション。
すじは国産の良いものを選んで仕入れ、ネギの旨みをしっかりと堪能できるようキャベツなどはあえて入れない等、所々に店主のこだわりを感じます。
仕上げの味付けは「ソース」と「醤油」の選択式。今回は食材本来の美味しさをより感じるために「醤油」を選択しましたが大正解!
あっさり醤油の味付けが、食材の旨みや風味を際立たせます。
茄子の生地にはしっかりと出汁を使用しており、「そのまま食べても美味しい生地」を追求したと話す店主。
牛すじのだし汁も加えられた生地はそのまま食べても美味しく、常連さんの中にはソースや醤油などをかけずにそのまま食べる方もいるとか。
④豚オムそば
お好み焼き・ねぎ焼きを楽しんだ後は、みんな大好き「オムそば」です。
茄子で使用する豚はすべて、店主の出身地である鹿児島県産。「通常の豚肉とは脂の甘みが違う」と話します。
そんなこだわりの豚と共に程よく味付けされたそばを卵へオン。もちもちとした麺をふっくらトロトロの卵が包み、満足度爆発の一品です。
⑤イカ焼そば
オムそばで「豚」の旨みを楽しんだ後は、海鮮を楽しむために「イカ焼きそば」をチョイス。
大ぶりなイカが食べ応え抜群です。
食べ過ぎでは?というツッコミはもはや受け付けない無双モード。
カウンター席で楽しく会話しながら美味しい料理を食べるほど、私の胃袋は満たされるどころか拡大の一途を辿ります。
⑥とんぺい焼
一通り粉もんを堪能した後は「とんぺい焼き」。
店主こだわりの鹿児島産の豚肉をジューっと焼いた上に、卵とネギをのせ、クルッとひっくり返して卵をつぶす工程に思わず釘付けに。
茄子のとんぺい焼きはカリカリに焼かれた豚肉が主役。その側で卵・ネギ・胡椒などが絶妙なハーモニーを生み出し、新境地のとんぺい焼きが完成します。
毎朝食べたいレベルで美味しかったため、ぜひオーダーすることをおすすめします。
⑦おでん
なんと茄子にはおでんもあります。大鍋を見ながら「どれにしようかな」と選ぶ時のワクワクがたまりません。
藤江にある野島豆腐店の厚揚げは、先代からずっと仕入れ続けているこだわりの食材。
厚揚げをおでんはなく「生姜とネギでさっぱりと食べたい!」など希望があれば、「今日はありますか?」と店主にぜひ聞いてみてください。
生姜とネギで食べる厚揚げもさぞ美味しいことでしょう。
気付けば7種類ものメニューを堪能し、ようやくフィニッシュ。
いかがでしたでしょうか?
注文数を厳選しなければならない時は、鹿児島県産の豚肉を使ったお好み焼きorモダン焼・ネギ焼・新境地のとんぺい焼は外せないオススメメニューです。
店名の由来は?なぜここでお好み焼き?店主を徹底取材!
静かな住宅街に佇む「茄子」ですが、今に至るストーリーを店主の朝(あさ)さんにお伺いしました。
人柄が滲み出る素敵な笑顔の朝さんと話していると心底パワーをいただけます。
お好み焼き屋なのに「茄子」。その由来は?
「茄子」は鹿児島県徳之島の祖母が名付け親。
「親の意見と茄子の花は千に一つも無駄は無い」=「親の言うことは子にとってすべて有益であること、そしてナスの花はどれも実をつけ無駄な花がないこと」を表現することわざが由来のようです。
オープン前から家族みんなで作ってこられたお店ということが伝わるエピソードです。
なぜここでお好み焼き屋?
朝さんは鹿児島の徳之島ご出身ですが、お父さんの転勤で小学生の時に明石へ。
ある日突然お父さんが「家のガレージでお好み焼き屋をやる!」と言い出し、最初はわずか4席のカウンターでスタート!
その後客数増加に伴い増築し、7,8席に拡張された現在の形に至ります。
朝さんは子供の頃からお好み焼きのテイクアウトを海岸へ運んだりとお手伝いしていたものの、一度は憧れていた服飾の道へ。
しかしご両親が始めた「茄子」を継ぐことを決意し、数年前に明石へ戻り、介護などを経て5年前から安定的に営業を再開されました。
今は亡きご両親の意志を引き継ぎ2代目オカンとして営業を続け、今や多くのお客さんに愛され40年続く名店です。
「最初は不安の方が大きかった。でも今は良いお客さんに恵まれ、やっていて良かった。」と優しい笑顔で話す朝さんが心に残っています。
朝さんの明るさや空気感が人々の心を惹きつけ、多忙な日々の中でも「今日ちょっくら寄ってみようかな」とふとした時に頭に浮かぶ「茄子」。
どこか懐かしい場所へ旅に来たような、そんな感覚にもなる不思議な魅力をまとうお好み焼き屋へ、あなたも足を運んでみてはいかがでしょうか?
お好み焼き屋「茄子」 店舗概要
・営業時間:12時頃〜21時頃
・定休日:水曜日
・電話番号:078-223-7265
・Instagramアカウント:こちら(外部サイトへ)
・専用駐車場はございません。近くのコインパーキングをご利用ください。
・テイクアウトも可能です。
※開店時間が遅くなる時や、イレギュラーなお休みなどの最新情報はInstagramのストーリーズにてお知らせいたします。
【ご予約方法】
・InstagramのDMにてお受けしております。
・お急ぎの際はお電話をお願いいたします。