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【川崎市中原区】多摩川で大量にある緑色のペレット状の物体! 日本で越冬する鳥たちが落としたものだった

オリテアガル一般社団法人まめっつ理事・ウォーキング担当(川崎市)

先日、丸子橋から近い多摩川の河原で、「緑色のペレット状のもの」がたくさん落ちていると知らせてくれた人がいます。

誰かがまいたものかと見に行ってみました。たしかに広範囲に大量に緑色のペレット状のものが落ちています。クレヨンのようなグリーンの色で1cmから2、3cmのものがそこかしこにあります。何でしょう?

調べてみたら「ヒドリガモのフン」でした。フンには見えない色で、検索するとフンではなくペリットではと思った人もいました。

ヒドリガモ

こんなに広範囲に大量にフンがあるということは、ヒドリガモもたくさんいるはずです。川辺に行ってみると、いました、ヒドリガモです。

冬にはたくさんの鳥が多摩川の水辺に浮かんでいます。写真の中にいる頭が茶色の鳥がヒドリガモのオスです。冬の間は越冬のために日本にきます。

よく見かけるカルガモは、水に頭をつっこんでエサを取っています。ヒドリガモは草食で、水草を食べたり、人がいない時は陸地に上がって草や茎、種を食べているのだそうです。それで、河原のあちこちにヒドリガモのフンが落ちていたのですね。

オオバン

冬の間は多摩川に鳥が多くいます。黒い頭に顔の前面が白い特徴的な鳥は「オオバン」。この鳥はツル目クイナ科で、カモたちと一緒にいますが、カモではありません。渡り鳥ではなく通年で見かけます。

コガモ

頭が赤茶色と深緑色で白い線が入っている特徴的なもようですぐわかるコガモのオスです。

メスのカモ

オスは頭が茶色だったり、緑色だったりと見分けやすいのですが、メスは茶色で河岸から見ていると、どの種類のカモのメスなのか見分けにくいです。よく見てみると、背中は茶色でもクチバシがオスと同じような色なので、それで見分けるのでしょうか。ヒドリガモはクチバシが白く、上の写真はクチバシが黒っぽいのでコガモのメスかもしれません。

サギ

カモを見ていると、上をばさーばさーと羽を羽ばたかせて飛んでいく白い鳥がいました。チュウサギでしょうか。コサギのように足が黄色くはなく、ダイサギほど大きくはありませんでした。

丸子橋の下を川の方へ向かって歩いていくと、川辺まで出られます。この後の土日は天気がよくなりそうです。何の鳥がいるか見に行ってみませんか?

今回のヒドリガモを見つけた場所
丸子橋の橋の下を川辺に向かって歩いたところ 地図を見る
新丸子駅から徒歩13分

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一般社団法人まめっつ理事・ウォーキング担当(川崎市)

「川崎中原ウォーキング」すべて歩いて行ったところをご紹介します。普段は会社員として働く傍ら、がん患者・がん経験者のための運動をエビデンスを元に推進する活動をしていて、ウォーキングなどの有酸素運動や筋トレを指導しています。続けるには手軽で楽しいこと! 楽しく出かけられる中原区内の場所や写真スポットをご紹介しますので、ぜひ「歩いて」行ってみてくださいね。

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