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【京都市】右京区『神護寺』にて秘仏「毘沙門天」「五大明王」「薬師如来坐像(奈良時代)」の特別ご開帳!

高津商会RICALIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

『高津商会』の小道具たちが活躍している日本映画やドラマなどの撮影地としてお世話になっている京都高雄の『神護寺』さん。

秋には、紅葉の名所として大変人気の場所で『高津商会』でも「時代劇の小道具展」を境内で開催させてもらったりしています。

その神護寺さんのご本尊である「薬師如来立像・日光、月光菩薩・十二神将」等が東京国立博物館にて開催される『神護寺展』で公開されます。

 (2024年7月17日(水)~9月8日(日))

ご本尊の薬師如来さまが東京へお出かけされている間、秘仏「毘沙門天」などが特別ご開帳されています。

特別御開帳
場 所 神護寺金堂にて
 日 時 7月1日(月)~12月10日(火)
秘仏 毘沙門天 国指定 重要文化財(平安時代)

(特別許可を得て撮影)
(特別許可を得て撮影)

また脇侍には、吉祥天や善膩師童子、秘仏の五大明王像などが一緒に展示されています。

日 時 7月1日(月)~9月下旬(本尊がお帰りになるまで)
 ・脇侍 吉祥天 善膩師童子(ぜんにしどうじ)
 ・秘仏 五大明王像
    不動明王、降三世明王、軍荼利(ぐんだり)明王、
    大威徳明王、金剛夜叉明王

(特別許可を得て撮影しています)
(特別許可を得て撮影しています)

薬師如来坐像 国指定 重要文化財(奈良時代)は、通常は京都国立博物館にいらっしゃって150年ぶりに神護寺へ一時返還されました。

ケースに入った奈良時代の薬師如来坐像を神護寺で身近で見れるのは、この機会しかありません!

またその隣には、平安時代の普賢菩薩さまがいらっしゃいます。

私はこの凛々しいお顔にとってもウットリしてしまいました♪

秘仏「毘沙門天」「五大明王」「薬師如来坐像」「普賢菩薩」などの開眼供養が7月6日に行われました。

法螺貝がなる中、谷内ご住職に続き他の僧侶も金堂に入って来られました。

青紅葉が美しく床に映える金堂で響き渡る読経。

とっても厳かな法要で、私もこの特別な機会に参加させてもらえたこと、感謝でいっぱいです。

この期間は、御開帳記念御朱印が授与されます。

ご住職がご自身で作られた印が押された御朱印です。

ご本尊である薬師如来さんが東京へお出ましになる時の話、そして奈良時代の薬師如来坐像が神護寺へ150年ぶりに戻って来られたときの話などを興味深くお話下さった谷内ご住職。

ご本尊がいらっしゃったお厨子の中には、お薬師様のパワーかエネルギーが残されたかのように、くっきりと影が見れます。

お薬師様がまるでそこでいらっしゃるかのような金堂では、秘仏である毘沙門天さんや普賢菩薩さんらが微笑んでくれているような、さわやかな風を感じられますよ♪

神護寺
住所;616-8292 京都市右京区梅ヶ畑高雄町5番地
tel;075-861-1769

LIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

京都で生まれ育つ。世界各地を周遊、欧米中心に20年ほど滞在し京都に帰還。日本のコアな伝統文化や芸能、神社仏閣や裏歴史、催事らを国内外の旅サイト・雑誌・新聞で執筆。経験に基づく“陰謀説”の電子書籍出版あり。フォトジャーナリスト、写真映像家、音楽・イベントプロデューサー、特殊ツアープロデュース・ガイドから日本庭園庭師までマルチに活躍。日本映画の発祥時より美術に携わってきた”ジャパニーズハリウッド”京都太秦にある老舗『髙津商会』にて映画・美術装飾・アート&エンタメ、海外事業に携わりつつ伝統文化・芸能などに関わる史実や古美術らについて勉強中。『京愛』や『日本愛』を深め世界進出を夢見る毎日。

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