【京都市】右京区『神護寺』国宝「高雄曼荼羅」が空海KŪKAI―密教のルーツとマンダラ世界で公開中!
『高津商会』ファンの間ではお馴染みの高雄山『神護寺』さん。
時代劇などのロケ聖地でもある「神護寺」は私も個人的に大好きな場所です。
『神護寺』でのシーンでは、『高津商会』の小道具たちが活躍する場面が多いことから密接な関係をいただいてます。
高雄山の中腹に建つ真言宗の古刹である『神護寺』は、高野山真言宗の遺迹(ゆいせき)本山であり、密教寺院有数の名刹として知られています。
『神護寺』は「和気清麻呂」公により781年(天応元年)山城に高雄山寺を建立したことが始まりと伝えられます。
この大階段と紅葉の景色は、JR東海さんなどのポスターなどでもよく見る景色ですね、時代劇などの撮影のロケ地としても聖地として知られる場所です。
空海、最澄などにも由緒ある寺院で、日本仏教を代表する空海が14年間住み、最澄と交流し、決裂した場所としても知られてます。
その「神護寺」が所蔵する国宝「紫綾金銀泥絵両界曼荼羅図」(高雄曼荼羅)が、約230年ぶりの修理されました。
現存最古にして、空海の在世時に制作された、現存唯一の両界曼荼羅です。
過去関連記事をご参照ください→
空海ゆかりの『神護寺』で国宝『紫綾金銀泥絵両界曼荼羅図(高雄曼荼羅)』の開眼供養!
赤紫色の綾地に金銀泥で描かれた現存最古の両界曼荼羅で、高雄山「神護寺」に伝わることから「高雄曼荼羅」の名で知られます。
その高雄山「神護寺」の国宝「高雄曼荼羅」6年に及ぶ大修復終え、開眼法要を経て「奈良国立博物館」にて初の一般初公開が行われています。
「神護寺」の私が大好きなご住職である谷内様にお願いして、記者説明会に参加しました。
密教のルーツとマンダラ世界を通して弘法大師「空海」さんについて、学ぶことばかりのこの特別展示会!
会場に入ってすぐに京都山科「安祥寺」にあったという「五智如来坐像」さまが出迎えてくださいます。
平安時代(9世紀)のもので空海の孫弟子である恵運が嘉祥元年(848)に開いた安祥寺に伝わったものだそう。
「五智如来坐像」の前では、神護寺の谷内ご住職はじめ、「高野山」や「安祥寺」など真言宗の高僧によるご法要が行われました。
一気に博物館の中が幻想的で重厚な雰囲気になりました。
さすがですね、空気が一気に凛と張り詰めそこにいた人たちが自然と手を合わせています。
第四章では、「神護寺」と「東寺」について特集されています。
唐から戻ってきた空海さんが大活躍された実績が見れます。
その中でも「神護寺」は空海さんゆかりの場所として、とっても重要な場所です。
紅葉時のとっても素敵な「神護寺」の写真もありますよ。
ふむふむ、と改めて「神護寺」について勉強します。
空海さんは「神護寺」で14年間滞在されており「神護寺」初のご住職でもありました。
今年は、824年に正式に密教寺院となった神護寺創建1200年と空海生誕1250年の記念年です!
「神護寺」所有の国宝「灌頂歴名(部分)」も展示されていました。
国宝「紫綾金銀泥絵両界曼荼羅図」(高雄曼荼羅)の修復後には「神護寺」で2023年の5月に行われた開眼供養に参加させていただき、身近で見せていただいた時のことを覚えています。
本当にものすごく偉大でパワフルなこの「高雄曼荼羅」に感動して涙が出てきました。
圧巻の曼荼羅はもちろんですが、お軸に施された螺鈿などもぜひチェックしてくださいね。
「神護寺」の谷内ご住職が丁寧に「高雄曼荼羅」についてご説明されていました。
半跏思惟像の上半身のようなお姿をしながら丁寧に一つ一つ説明をされる谷内ご住職、その場にいた記者や関係者がすご〜い!と連発されてました。
NHKによる8K展覧会特別映像も見れました。
この撮影をされているときに「高津商会」もちょうど「神護寺」境内の地蔵院で小道具展を展開させてもらっていたので、その時のことを思い出し感慨深く思いました。
空海グッズ類も充実していました。
特に「高雄曼荼羅」関連グッズは全て欲しくなってしまった私!
またマグネットから絵葉書、書籍など爆買いしてしまいました。
たくさんの買い物をした後は、それらを入れるエコバッグも購入!
生誕1250年記念特別展です。
是非とも、空海さんが滞在した高雄山「神護寺」にも足をお運びください♪
空海 KŪKAI
―密教のルーツとマンダラ世界
空海の生誕1250年を記念して、奈良国立博物館の総力を挙げた展覧会を開催します。
「虚空尽き、衆生尽き、涅槃尽きなば、わが願いも尽きなん。」(『性霊集』巻第八)
(この世の全ての物が消滅し、仏法の世界が尽きるまで、私は人々が救われることを願い続ける)
令和6年(2024)4月13日(土)~6月9日(日)
前期展示:4月13日(土)~5月12日(日)
後期展示:5月14日(火)~6月9日(日)
奈良国立博物館 東・西新館
午前9時30分~午後5時 ※入館は閉館の30分前まで
奈良国立博物館 NARANATIONAL MUSEUM
〒630-8213 奈良市登大路町50番地