元プロのヘアメイクが語る!老化を防ぎたいならやるべきメイク道具の工夫とは
突然ですがプロのヘアメイクさんがとても大事にしていることが何か分かりますでしょうか。それは衛生観念です。昔、自身がヘアメイクのお仕事をしてた頃に厳しく叩き込まれた考え方のひとつで、清潔に保たたれていないブラシやスポンジは酸化し、肌に触れると悪影響を及ぼす可能性が高まります。
とはいえ、毎回ブラシを洗うのは面倒という人へ、ヘアメイクさん直伝、筆の酸化を防ぐ簡単技をご紹介します。
メイクブラシのお手入れ方法
プロヘアメイクさんも、毎回はブラシを洗いません。洗いすぎはブラシを傷めてしまうので数本を手入れしながら回しています。普段の手入れは、使用後にフェイスパウダーを含ませティッシュで拭き取って終了です。
プロのヘアメイクさん直伝の工夫
私のブラシを見ていただくとわかりやすいです。上2本はアイシャドウブラシ、他はコンシーラー、リップブラシなどです。
ブラシにキャップを付けているのですが、筆専用のキャップではありません。使っているのはプラスチックストロー。短くカットして筆にかぶせています。
ストローキャップの良い所は、簡単、安い、気軽に交換できることです。
特にキャップを付けた方がいいもの
特に注意したいのが、練り物を扱うブラシ。コンシーラーや練チーク、リップブラシなどがそれにあたります。使用後はティッシュなどで拭き取っても、油分が多く含まれているため筆に残りやすく、油分は空気にふれることで酸化しやすくなります。酸化は肌にとって大敵、シミシワの原因ともなりえるのはみなさんご存じですよね。またキャップをつけることでホコリや他の化粧品の付着を防ぐ目的もあります。
プロのヘアメイクさんの裏話
個人が使うブラシなら、キャップなんてしなくても自分がよければそれで問題ないのですが、プロの世界は違いました。
不特定多数のモデルやお客様と接するヘアメイクさんの道具が全て清潔であるのは当然のこと。むしろもうひとつの裏の理由が、なるほどな~なんです。それは、第三者から見ても清潔であると分かること。「この道具はキレイですよ、私は配慮ができるヘアメイクですから安心して下さいね」というモデルやお客様への無言のアピールの意味もあるんです。この他にもアピールはたくさんあって、必ず相手に見えるように手指消毒をしてから施術に入ったり、わざと封がしてある袋からスポンジを取り出し、今開封しましたという風に見せたりします。
まとめ
ストローキャップはプロのヘアメイクさんだけではなく、誰でも気軽に取り入れることができる簡単アイデアです。キャップをすることで酸化を100%防ぐことは難しいですが、ホコリの付着を防いだり、ブラシの傷みを防ぐことができます。ヘアメイクさん直伝の小さな工夫をあなたのメイク用品にも取り入れてみませんか。