ANAが移動アプリ「ANA Pocket（ANAポケット）」をリリースしました。iOSのみの対応でAndroid版は2022年春リリース予定とのことです。ANAのプラットフォーム事業、ANA Xが提供しているサービスです。

仕組みとしては、移動手段に応じてポイントが貯まり、その貯まった500ポイントを使ってガチャと呼ばれるクジをひき「クーポン」「ANAスカイコイン」「ANAマイル」などと交換することができるサービスになっています。

なお、新規会員登録をすれば5000Pがもらえるキャンペーンをやっています。1回500ポイントでガチャを1回引くことができます。ANAマイレージ番号を登録すれば無料でスカイコイン（ANAで利用できる電子マネー）がもらえますので、それだけやってみるのもいいかもしれませんね。

ANAポケット公式ホームページ

ポイント付与は移動手段によって異なる

• 徒歩
• 自転車
• バス・電車・船
• 車
• 飛行機

というように移動手段は自動的に判別されて1kmごとにポイントが付与されます。下に行くほど付与率が下がります。航空会社がやっているアプリですが、飛行機による移動が一番加算率が低いです（笑）

このあたりは先日紹介した移動アプリの「Miles」と同じ感じですね。
参考：移動でマイルがたまるMilesが日本でスタート！ 移動だけでポイントが貯まる

プランは3種類

基本的に無料で使えるアプリですが、プランは3種類あります。

• ANA Pocket Lite(ANA ポケット ライト)：無料・AMC紐づけ無
• ANA Pocket(ANA ポケット) ：無料・AMC紐づけ有
• ANA Pocket Pro(ANA ポケット プロ)：月額550円・AMC紐づけ有

※AMC（ANAマイレージクラブ）

無料でも使えますが、ガッツリやるなら月額550円のANA Pocket Proを利用する必要があります。

ANA Pocket Proの違い

ANA Pocketで利用できるガチャで「マイルガチャ」が利用できるようになります。検証数は多くありませんが、私と知人でANA Pocket（無料版）で「スカイコインガチャ」をやってみましたが、ほぼ1スカイコインしか当たりません。たまーに10コイン（円）が当たった程度です。

一方でANA Pocket Proのアカウントで「マイルガチャ」についてはANA Xによると、平均で月間250から300マイル程度が貯まるということです。マイルの価値を2円程度とみるとすれば月間の獲得は500円～600円相当ということになります。

有料プランにする価値はある？

モトが取れるかどうか？というのはANA Xが想定しているような移動を超える必要がありそうですね。移動を生業としているような人にとっては悪くないかもしれないですね。公共交通機関での移動が多い人、自転車や徒歩でお移動が多い人などでしょうか。

個人スマホの持ち込みができるのかどうかわかりませんが、公共交通機関に乗車勤務するような方は結構貯まりそうですね。

言い換えると、移動が短い人は有料プランにすると損をするはずです。

移動系アプリは併用しよう

ANAポケットだけでなく、移動系のアプリは今沢山の種類が登場しています。

こうしたアプリは基本的に併用ができます。ANAポケットだけだと効率的にどうなの？というケースであっても他の移動系、歩数カウント系のアプリを併用すればコツコツではありますが、そこそこのポイントにできるかもしれません。

記事中でも紹介したMilesの他、同じ航空会社系ではJAL Wellness ＆ Travelがあります。
この他、移動距離でポイントが貰える「トリマ」、歩数に応じてポイントや特典がもらえるアプリとして「ダイエットBox」「FinC」「あるくと」などポイントが貰えるアプリもあります。

まさに塵も積もれば山となるという話ですね。

参考記事：歩いてポイ活できる。おすすめのウォーキングアプリ・移動アプリ