【神戸市】大晦日と元日に長田神社の神様たちにごあいさつ。令和7年も良き一年であることを願って
神戸の三大神社の一つである長田神社。
2025年元旦は晴天にも恵まれ、また寒さも和らいだこともあり、多くの参拝客でにぎわっていました。
正面鳥居前には、長田神社に初詣に来られた方で、長蛇の列が出来ています。
実は前日の令和6年12月31日にも大晦日の長田神社がどんな様子なのか知りたく、伺ってみました。
午後4時ごろの時点で、すっかりお正月準備が整っていた本殿前。
2025年元旦はご覧の通りの混雑ぶりでした。
同時に複数人参拝できるようにコーンが置かれ列を敷いてているのも納得です。
おみくじ売り場も今年の運勢を知りたい方でつづら折りの列が出来ていました。
人けのない屋台はまるで映画のセットのようです。
◆「大祓祭」に参列させていただきました!
ところで、2024年12月31日はお正月前にもかかわらず、すでにたくさんの参拝客がいらっしゃいました。
不思議に思い、巫女さんにお話を伺ってみると…
12月31日は「大祓祭」があるため、そちらに参列される方が集まっていらっしゃるのだと教えてくださいました。
16時から始まる「大祓祭」にたまたま居合わせることができたのです。
「大祓祭」とは年に二回6月30日と12月31日に行われる、厄払いの神事だそうです。日々のけがれや厄を落とし、清々しく新年を迎えるために多くの方が集まっていらっしゃいました。
ざっと数えたところ約80名ぐらいでしょうか。
後ろからは「今年はたくさん来られているね」という声も聞こえて来ます。
祝詞があげられたあと、各自が配られた人形(ひとがた)で体をなでて、厄を落とし浄めます。
その後、切麻(きりぬさ)とよばれる白い小さな紙をまき、終了となりました。
厄払いにつかった人形は回収され、お焚き上げが行われるそうです。
お神酒も用意されていました。
◆長田神社には神様がいっぱい!
さて、長田神社の御祭神は事代主神(ことしろぬしのかみ)でいらっしゃいます。
福の神「えびすさま」としても知られており、商売繁盛・開運招福の御利益を願い、多くの方が参拝されているのですが…
実は長田神社にはその他にも多くの神様をお祀りしていることをご存知でしょうか。
・「出雲大社」五穀豊穣・良縁成就
長田大神の父神で「だいこくさん」と称えられ、福の神、医薬の神、縁結びの神と仰がれる。
・「楠宮稲荷社」病気平癒(特に痔疾平癒)
赤えいの絵馬が有名。痔の平癒を願う赤えい絵馬の奉納は全国からあるそうです。
・「月読社」身体息災・心身健全
天照大神の弟神といわれ、夜の闇を照らす。日の入後、人々の休息と平穏を守る神。
・「松尾社」事業成就・家運発展
山の神・治水の神・農耕の神。特に山の清らかな水を使って醸す酒造りの祖神(おやがみ)と言われる。
長田神社の神様たちに見守られ、どうか令和7年も良き年でありますように!
◆長田神社周辺の様子
元日17時半までは、みなと銀行長田支店前から長田神社前商店街の入り口大鳥居まで歩行者天国となっていましたが、係りの方にお聞きしたところ、明日以降は平常に戻るようです。
以前は1月3日の夕方まで車両が通れませんでしたが、時代と共に変わったようです。
しかし、長田神社のすぐ近くにある名物店「加島の玉子焼」を買い求める方の行列は、お正月の変わらない風物詩ですね!
■長田神社
住所:神戸市長田区長田町3丁目1−1
電話番号:078-691-0333
アクセス:高速長田駅・地下鉄山手線長田駅から北へ徒歩約10分