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号泣注意!『ピコ太郎』が起こせなかった奇跡と起こせた奇跡

神田敏晶ITジャーナリスト・ソーシャルメディアコンサルタント
ピコ太郎とあいりちゃん 

KNNポール神田です。

日本のテレビは、本当にどのチャンネルも同じものを求めているようだ。貴乃花の一挙一投足に地上波のほとんどが盛り上がる。平尾昌晃さんの遺産問題にまで…。それを知ったところで、自分の生活には何も影響を与えることがないような野次馬テレビ情報に毎日満ちている。

一方、ネット上の動画では、amazonをスポンサーとしての過激なネット番組にも賛否両論が起きている…。

松本人志氏がプロデュースする『HITOSHI MATSUMOTO Presents FREEZE(フリーズ)』の見放題独占配信もAmazonプライム・ビデオで9月19日から始まったところです。新シリーズは「何が起こっても、動いてはいけない」というルールをもとに、ミュージシャン、芸人など総勢8名が参加し、「悪だくみ」の仕掛けに対して最後まで動かなかった人が賞金100万円を手にするといった内容です。

出典:松本人志「ネットお笑い番組」が爆走するワケ Amazonビデオに「コンプライアンス」はない?

Amazonプライム・ビデオで見た『FREEZE(フリーズ)』は、もう、かつての中学校の休み時間ノリの番組だった…。というよりも、昭和のナンセンスで、なんでもありな時代を彷彿させた。そう、昭和は『低俗企画』で毎日溢れていたからだ。ネット動画で、自主規制のなかった昭和化が進んでいる気がする。

昭和の泣ける話『一杯のかけそば』

一方、昭和の時代には号泣できるネタも多かった…。『一杯のかけそば』は、昭和の中の泣ける話であったが、作者のスキャンダルで見事に封印されてしまった…。ストーリーが秀逸なのだから、そこにファクトは必要だったのだろうか?作者のスキャンダルでかけそばの話までがなくなってしまうのはもったいないと感じていた。

号泣注意! 古坂大魔王のブログ『起きた奇跡と起きなかった奇跡と。』

ネット上でなんとなく知った古坂大魔王のブログを読んで、真夜中なのに大号泣してしまった…。

そう、ピコ太郎は、古坂大魔王のプロデュースするタレントである。しかし、同一人物ではないか?というスキャンダルをあばくこともなく、古坂大魔王の演出ワールドにみんなが楽しんだ。さすがにピコ太郎を見かけることはなくなったが、古坂大魔王が、活躍されているのは周知のことだ。古坂大魔王がピコ太郎と帯同したことで始まるこのコラムには、あの底抜けに明るいピコ太郎と、無邪気に歌い踊るあいりちゃんとのことが眼に浮かぶ…。これは、ネット時代の『一杯のかけそば』だ。

奇跡。

その確実な割合は知らないし、きっと定義がない言葉。

でも、人は多分にある考えられない確率に起こる物を通常「奇跡」と呼んでいる気がする。

2018年9月29日…僕はスペインの首都マドリードにいる。

JAPAN WEEKEND MADRIDとこちらの大人気番組「LATE MOTIV」にピコ太郎が呼んでもらえたのである。

僕はいつもの通りプロデューサーとして帯同していた。

無論、ここにそんな数年前では考えられない、1つのどでかい「奇跡」があるのは否定しようがない。しかし、今回はそこには触れずに書きたい事があるのです。

今年、4月…

一人の可愛らしい三歳の女の子と出会いました。

名前は「あいり」ちゃん。

ある機関を通じて出会いました。

出典:起きた奇跡と起きなかった奇跡と。

古坂大魔王のブログでこんなに号泣してしまうとは思わなかった…。クリック要注意です!

https://ameblo.jp/k-daimaou/entry-12408549480.html

筆者が、このブログを読んで号泣してしまったのは、ピコ太郎のどこまでも『ピュア』なところだった…。

あいりちゃんの奇跡は起こせなかったけれども、あいりちゃんがジャスティン・ビーバーのツイートという日に天国に召された事、アルパカをくれた女の子がAIRIちゃんだったこと。

なんでも、ロジカルに考える人は、それをたまたまの『偶然』というかもしれない。

しかし、ピュアな人には、『偶然』ではなく、それは『奇跡』にしか見えない。いや、『偶然』でも『奇跡』と信じることによって、起こせなかった『奇跡』を起こせることができた。

『ピコ太郎』が起こせなかった奇跡と起こせた奇跡

むしろ、Amazonプライム・ビデオのスタッフは、古坂大魔王とピコ太郎に帯同して、彼らの世界で起きることをドキュメンタリーとして作ってほしい。申し訳ないが、松本人志さんの『昭和ネタ』よりも、面白い番組になりそうな気がする。『一杯のかけそば』的な、日本人が忘れ去った大事なものを思い出させてくれる番組ができる気がする。それは、きっと偶然ではなく、信じている人には、きっと何度も『奇跡』は重なるものだから。古坂大魔王のブログをシェアしている人はみんな、あの『一杯のかけそば』を聞いた時のように、起きなかった奇跡と起こせた奇跡に感動しているに違いない…。

ITジャーナリスト・ソーシャルメディアコンサルタント

1961年神戸市生まれ。ワインのマーケティング業を経て、コンピュータ雑誌の出版とDTP普及に携わる。1995年よりビデオストリーミングによる個人放送「KandaNewsNetwork」を運営開始。世界全体を取材対象に駆け回る。ITに関わるSNS、経済、ファイナンスなども取材対象。早稲田大学大学院、関西大学総合情報学部、サイバー大学で非常勤講師を歴任。著書に『Web2.0でビジネスが変わる』『YouTube革命』『Twiter革命』『Web3.0型社会』等。2020年よりクアラルンプールから沖縄県やんばるへ移住。メディア出演、コンサル、取材、執筆、書評の依頼 などは0980-59-5058まで

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