号泣注意!『ピコ太郎』が起こせなかった奇跡と起こせた奇跡
KNNポール神田です。
日本のテレビは、本当にどのチャンネルも同じものを求めているようだ。貴乃花の一挙一投足に地上波のほとんどが盛り上がる。平尾昌晃さんの遺産問題にまで…。それを知ったところで、自分の生活には何も影響を与えることがないような野次馬テレビ情報に毎日満ちている。
一方、ネット上の動画では、amazonをスポンサーとしての過激なネット番組にも賛否両論が起きている…。
Amazonプライム・ビデオで見た『FREEZE(フリーズ)』は、もう、かつての中学校の休み時間ノリの番組だった…。というよりも、昭和のナンセンスで、なんでもありな時代を彷彿させた。そう、昭和は『低俗企画』で毎日溢れていたからだ。ネット動画で、自主規制のなかった昭和化が進んでいる気がする。
昭和の泣ける話『一杯のかけそば』
一方、昭和の時代には号泣できるネタも多かった…。『一杯のかけそば』は、昭和の中の泣ける話であったが、作者のスキャンダルで見事に封印されてしまった…。ストーリーが秀逸なのだから、そこにファクトは必要だったのだろうか?作者のスキャンダルでかけそばの話までがなくなってしまうのはもったいないと感じていた。
号泣注意! 古坂大魔王のブログ『起きた奇跡と起きなかった奇跡と。』
ネット上でなんとなく知った古坂大魔王のブログを読んで、真夜中なのに大号泣してしまった…。
そう、ピコ太郎は、古坂大魔王のプロデュースするタレントである。しかし、同一人物ではないか?というスキャンダルをあばくこともなく、古坂大魔王の演出ワールドにみんなが楽しんだ。さすがにピコ太郎を見かけることはなくなったが、古坂大魔王が、活躍されているのは周知のことだ。古坂大魔王がピコ太郎と帯同したことで始まるこのコラムには、あの底抜けに明るいピコ太郎と、無邪気に歌い踊るあいりちゃんとのことが眼に浮かぶ…。これは、ネット時代の『一杯のかけそば』だ。
古坂大魔王のブログでこんなに号泣してしまうとは思わなかった…。クリック要注意です!
https://ameblo.jp/k-daimaou/entry-12408549480.html
筆者が、このブログを読んで号泣してしまったのは、ピコ太郎のどこまでも『ピュア』なところだった…。
あいりちゃんの奇跡は起こせなかったけれども、あいりちゃんがジャスティン・ビーバーのツイートという日に天国に召された事、アルパカをくれた女の子がAIRIちゃんだったこと。
なんでも、ロジカルに考える人は、それをたまたまの『偶然』というかもしれない。
しかし、ピュアな人には、『偶然』ではなく、それは『奇跡』にしか見えない。いや、『偶然』でも『奇跡』と信じることによって、起こせなかった『奇跡』を起こせることができた。
『ピコ太郎』が起こせなかった奇跡と起こせた奇跡
むしろ、Amazonプライム・ビデオのスタッフは、古坂大魔王とピコ太郎に帯同して、彼らの世界で起きることをドキュメンタリーとして作ってほしい。申し訳ないが、松本人志さんの『昭和ネタ』よりも、面白い番組になりそうな気がする。『一杯のかけそば』的な、日本人が忘れ去った大事なものを思い出させてくれる番組ができる気がする。それは、きっと偶然ではなく、信じている人には、きっと何度も『奇跡』は重なるものだから。古坂大魔王のブログをシェアしている人はみんな、あの『一杯のかけそば』を聞いた時のように、起きなかった奇跡と起こせた奇跡に感動しているに違いない…。