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新入社員、若手必見!上司の「忙しいから後にして」は本気にして良いのか?スマートな対処法

コミュニケーションマナー講師 松原奈緒美株式会社EXSIA 代表取締役 コミュニケーションマナー講師

報告、連絡、相談を上司にしようと思ったら、「忙しいから後にして」と言われた経験がある方、多いのではないでしょうか。

ところが、後回しにしていると、

「なんで早く言わなかったんだ!」と後から上司に注意されることも。

このようなことがなぜ起こるのか?

上司は様々な仕事を抱えて、優先順位をつけながら仕事をしています。

優先度が高いと思えば、すぐに話を聞きますし、低いと思えば後回しにすることがあります。

こんな時のスマートな対処法

①声をかけるタイミングを考える

上司が少し手が空いたとき、一区切りついたであろうタイミングで声をかけると、聞いていただきやすいでしょう。

②上司が優先順位をつけやすいような用件の言い方を工夫する

報連相は、用件から話すのが鉄則。

その際に、早く対応しなければならないことは、「お客様からクレームのお電話が入っています」「急ぎの報告があります」などと優先度が高いことがわかるように伝えるとよいでしょう。

③「後にして」と言われたら

「ご都合の良い時にお声がけいただけますか?」

「何時頃、お声がけすればよろしいでしょうか?」

「〇時までに回答しなければならないので、〇分ほどしたらお声がけしてよろしいでしょうか?」

などと上司に伝えるとよいでしょう。

なお、「ご都合の良い時にお声がけいただけますか?」と言っても、上司もたくさんの案件を抱えていて忘れることもあります。

しばらくしたら、再度自らお声がけし、対応が遅れることがないようにしたいですね。

株式会社EXSIA 代表取締役 コミュニケーションマナー講師

マナー・コミュニケーション領域の専門家として、研修・講演講師として活躍。年間登壇本数150本、受講者延べ人数は35000名(2020年現在)を超える。特に評価の高い「立ち居振る舞い」と、豊富な具体例、的確なフィードバック、ユーモアとパワーある講演進行が好評。NPO法人 日本サービスマナー協会ゼネラルマネージャー講師。国内外のテレビなどメディア取材や出演多数。著書「新しい生活様式・働き方対応ビジネスマナー100」新日本法規出版。

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