【東近江市】令和6度8畳敷東近江大凧の絵柄が発表され、チャレンジ”大凧”ののりつけ式が行われました
東近江市の大凧揚げは「近江八日市の大凧揚げ習俗」として国の無形民俗文化財にも指定されるほどに、長い歴史を有する伝統文化です。
東近江大凧保存会は次の世代へと東近江大凧に関する製法や技術を伝えていくため、2007年から毎年「チャレンジ”大凧”」を実施しています。
この取り組みは保存会の方々と子供たち(東近江市内の小学生)によって実際に8畳大凧を制作し、そして飛揚させるというものです。
世界凧博物館 東近江大凧会館の別館にて、2024年9月7日に令和6度の8畳敷東近江大凧の「のりつけ式」が執り行われました。
参加するメンバーには、赤い帽子とバッチが贈られました。
来年2025年に第79回国民スポーツ大会・第24回全国障害者スポーツ大会が催されることを受けて、令和6度の大凧の絵柄は大会愛称である「わたSHIGA輝く国スポ・障スポ」を表すものとなっています。
昔から東近江市では、めでたいことや珍しいことがある度に大凧が揚げられてきました。実に44年ぶりの開催となる大会のPRや成功を願って大凧が作られるというのは、とても「東近江市らしい」と感じられます。
絵柄の発表の後には、大凧に用いられる和紙をのりで継ぎ合わせる「のりつけの儀(のりつけ式)」が行われました。
多くの大人たちに囲まれ、さらにカメラを向けられていることもあってか、参加したメンバーは少々緊張した面持ちで和紙に手を伸ばしていました。
今後、毎週土曜日に大凧を作る作業が進められます。
保存会の会長さんは「皆さん、これから12月までのロングランの作業になってきますけども、私たち保存会と一緒になって、立派な大凧を作り上げましょう。どうか、よろしくお願いします」と、子供たちに伝えていました。
作業が順調に進められること、そして大凧が無事に空高く揚がることを、心よりお祈り申し上げます。
【チャレンジ“大凧”】
所在地
滋賀県東近江市八日市東本町3-5
大凧揚げ予定日
2024年11月16日
2025年1月12日
電話番号
0748-23-0081