【立川市】頼もしいお孫さん。「池田屋紙器製作所」大量の菓子箱はどうなった？
2022年5月16日に廃業した老舗和菓子屋の紀の国屋さん。創業63年の池田屋紙器製作所の長年の取引先だったため、工場には卸す予定だった貼り箱が大量に残ってしまいました。当時は約5.8万箱の在庫があったそうです。
池田屋紙器製作所へ様子を見に行ってきました。
2022年6月28日の時点で約3.7万個。まだまだたくさん残っていますね。
そこで立ち上がったのが池田屋さんの上田社長のお孫さん。左が弟くんで右がお姉さん。
当時の池田屋さんは、SNSを使ってなかったので、上田社長のお孫さんがSNSを立ち上げ、拡散。たくさんの反響があり、１万個ほど活用していただいたそうです。全国に広がり、新たな取引先も決まったのだとか。ただ、まだまだ残っています。
当時のお孫さんのSNSでの書き込みです。
私のひいおじいちゃんから代々引き継がれている【池田屋紙器製作所】創業63年。当初からの取引先だった紀の国屋が16日に倒産してしまいました…。急なことだったので、現在も工場には在庫がたくさん残ってしまっています。。頑丈な箱だから家で入れものにしたり再利用できる、と評判もあった箱でした。ひとつひとつ手をかけて従業員が造った箱です。これが無駄になるだけで辛いです… なにか手はないかな？ 捨てるだけでもお金や手間がかかる。 それなら必要な人に使ってほしい…！！一つからでもいいので、紀の国屋の化粧箱を使ってくれる方いませんか？！
悲痛な叫びが胸にささりました。
ご厚意で作業所を見せていただきました。あの菓子箱（貼箱というそうです）は、ここで作られていたんですね。
懐かしい箱の数々。昔、両親がレシート入れやボールペン入れにしてました。
弟さんは、次期社長として、今は営業で走り回っているのだとか。頼もしいお孫さんたちですね。池田屋さんの想いなどぜひご覧ください。
今回、リターンで協力されたのは
国立市 小清水 寛美氏の悪魔のフィナンシェ
銀座のシェフ時代から５年間試行錯誤しながら作り上げた悪魔のフィナンシェを提供されます。
国立市 甘味ゆいさん 多方面からかき氷を求めて予約でいっぱいの甘味ゆいさん。白ゴマのボーロを提供するそうです。
