国営昭和記念公園の「秋の夜散歩２０２４」は、２０２４年１２月１日（日）まで開催中です。秋を飛び越えて急に冬になったような陽気でしたが、公園内の紅葉は見頃を迎え始めていましたよ。

かたらいのイチョウ並木

今年は昨年度よりも暑い日が多くて、木々の色づきが遅かったようですが、１１月１８日（月）に伺った時は多くの木々が色づいていて、見頃を迎え始めていました。

この日は平日でしたが非常に多くの方で賑わっていて、寒さを忘れてしまうくらい皆さん、楽しそうに撮影をしていましたよ。かたらいのイチョウ並木では、音楽と光が連動した３つの演出を約３０分サイクルで行っています。１１月１８日の時点では、ほとんどの木々で見頃を迎え始めましたが、まだ色づいていない木もあるので、これからさらに綺麗な紅葉が見られると思います！

カラフルなイチョウ並木。設定が変わる時、一瞬暗くなるのですがそこがまた素敵なんです。動画撮影もぜひ楽しんでくださいね。

よみがえる樹々のいのち展

かたらいのイチョウ並木から日本庭園に向かう道中には、よみがえる樹々のいのち展の作品が多く展示されていました。国営昭和記念公園内の剪定された樹木や間引いた竹、台風などによる倒木がチップとして土に還される前に、もう一度造形作品としてよみがえらせたいという思いのもと制作されたそうです。

意味を知ってから作品を見ると、いつも楽しませてくれる公園内の木々に感謝したいですし、素晴らしい作品に感動が止まらなかったです。

作品は夜散歩期間中はライトアップされていますので、ぜひ足を止めて作品をご覧くださいね。

日本庭園

ここまで紹介したスポットは公園入園料のみで観覧できますが、ここから紹介する日本庭園は、１６時半以降にライトアップ時に入場する際は、公園入園料とは別で日本庭園ライトアップ観賞券が必要です。

日本庭園の紅葉は、美しく見頃を迎えていました。

２００４年１１月、日本で初めての国営の本格的盆栽展示施設として、国営昭和記念公園の日本庭園内に整備された「盆栽苑」を見てきました。

今年はその開苑から２０周年の節目を迎えるにあたり、盆栽苑開園 ２０周年特別企画 盆栽苑 夜間観賞会を開催していますよ。

２０２３年日本庭園４０周年を記念して、カシオ計算機さんが小川を流れる鯉や紅葉のプロジェクションマッピングをプロデュースされましたが、２０２４年は「盆栽苑」で見ることができましたよ。他にもショートバージョンの鯉のプロジェクションマッピングもあり、お子さんたちが大喜びで遊んでいました。

作品は、普段見ることができない銘品の特別展示をはじめ、夜の盆栽の美しさをより際立たせる光の演出を楽しむことができます。盆栽の美しさ、竹林と紅葉のコントラストが素晴らしいです！

盆栽の影の演出が、ため息が出るほど美しいです。この素晴らしい景色を立川市の国営昭和記念公園で見ることができるんですよ。

日本庭園の池の周りでは、水面に紅葉が美しく反射しています。それをうっとりと眺めている方、写真を撮っている方、座って眺めている方も。この日は風が強かったため、水面が波打ってしまいましたが、風が止まった時を狙って撮影をしてみてくださいね。

紅葉の他にも、和傘や風鈴の演出スポットも幻想的で美しいです。画像にはありませんが、和傘のフォトスポットもありますので、記念撮影を楽しんでください！ 今年も、下に反射板が設置されていて、上下に和傘があるように見えるフォトスポットがありましたよ。

風鈴のトンネルでは、風が吹くと美しい涼やかな音を奏でてくれます。

秋の夜散歩グルメ

散歩をしていると、寒かったり、お腹も空きますよね。今回、秋の夜散歩時間帯に購入できるグルメの中でも特に、体が温まるメニューを中心に食べ歩いてみました。

西立川口売店

西立川口入って右側にある西立川口売店では、秋の夜散歩特別メニューのごちそうスープとチョコミントココアなどを販売していました。ごちそうスープには、プレーンオムレツともみじ柄の人参が乗っています。見た目が可愛く写真映えし、スープが熱々なので寒い日にぴったりのメニューです。チョコミントココアは、昨年大好評で今年も登場しましたよ。チョコミント好きにはたまらない味わいです。飲み終わった後は身体がポカポカになりました。

ガーデンカフェ

続いて、かたらいのイチョウ並木中央付近にあるガーデンカフェでは、温かいスープやドリンク、そしてフランクフルト、ベーコン、マシュマロを販売していました。マシュマロはそのまま食べるのではなく、外にある焚き火台で焼いていただきます。とろっとして美味しいです。他にもベーコンを焼いている方もいらっしゃいましたよ。

ホットワインを飲みながら夜散歩というのも良いかも。寒さを忘れそうです。

渓流広場レストラン

次は、渓流広場にある渓流広場レストランです。こちらでは、様々な味の甘酒や、おしるこ、唐揚げ、フライドポテトなどを販売していました。寒い日にはおしるこですよね。熱々で冷え切った体が温まりました。おしるこには、白玉と栗が入っています。そして、ヤンニョムチキンは辛めで、これもまた体が温まります。ヤンニョムチキンには、ホクホクさつまいもも入っていましたよ。ここまでの店舗では、現金の他、PayPayなどのコード決済やSuicaなどの交通系ICカードなどお支払い方法が多数ありました。

日本庭園前特設売店

最後は、日本庭園入り口前にある三福だんごや甘酒を楽しめる特設売店です。こちらでのお支払いは現金のみとなります。三福だんごはみたらし、味噌、醤油、素焼きを販売していました。いつも大人気。行列でしたが頑張って購入してきました。ここへ来たら必ず食べたい一品です。

寒い日には甘酒も欠かせません。さらに画像にはありませんがさつま芋も販売していてとろっとして甘い！ こちらも温まります。なお、日本庭園の中では飲食ができないので、ご注意ください。ご紹介した以外にも、多くのグルメがあります。散歩していてお腹が空いたら、ぜひ寄ってみてくださいね。

ライトアップ点灯時間

点灯時間は１６：３０〜２０：３０までです。２０：３０になると夜散歩対象エリア全てのライトアップが消灯します（街灯を除く）。お気をつけください。

入退園口

１２月１日（日）までの期間、夜散歩開催時間帯（１６：３０〜２１：００）の入退園できるエントランスは、西立川口と立川口です。なお、かたらいのイチョウ並木と日本庭園の最寄りは、西立川口となります。西立川口は、JR青梅線西立川駅直結です！

注意点

日本庭園から最寄りの西立川口まで約１.５km、徒歩で２０分程度と距離が離れています。そのため、２０時１０分に西立川口から国営昭和記念公園に入園したとしても、日本庭園のライトアップ時間には間に合いません。また、日本庭園にいた場合、２０時３０分のライトアップ終了後、速やかに西立川口を目指さないと、閉園時間の２１時に間に合いません。国営昭和記念公園は、東京ドーム約３９個分と想像がつかないほど大きな公園です。お時間に余裕をもって夜散歩をお楽しみくださいね。秋の夜散歩２０２４公式サイトはこちら