知らないとヤバい、冬キャンプの注意点【初心者キャンパー必読】
虫が少ない、空気が澄んでいて星が綺麗、人も少ないと言われる「冬キャンプ」
冬キャンプがメインシーズンなんて人もいるほどです。しかし初心者キャンパーが安易に挑戦すると本当に危険なシーズンでもあります。
じゃあ何を気を付ければいいのか?
今回は、自分用にメモした注意点を公開します!ちなみにTwitterで公開したところ、なんと500以上の「いいね」(時分史上最高値)があり、少なからず皆様の参考になったと思いましたのでこちらでも共有することにしました。
知っておきたい冬の気象条件
・寒い
・乾燥しやすい
・風が強い(季節風)
冬キャンプの基本的な心得
・絶対に無理をしないこと。撤退を迷うな!
・冬キャンプでの忘れ物は命取りになる可能性がある。
冬キャンプ5つの危険と注意点
危険その1【低温】
【気を付けたいこと・知っておきたいこと】
・ストーブ(石油・薪)を買うより、寝袋とマットを先に買おう
・暖房器具に頼り過ぎないこと(故障や燃料切れで使えない可能性がある)
・低温やけどって実は怖い(カイロ、湯たんぽ、電気毛布など注意)
・酔って寝てしまう人は飲み過ぎに注意(最悪の場合、凍死することもある)
・体感温度は風速1mで1度下がると思え
・背中が寒いと寝れない
・寒さの感覚は人それぞれ(寝袋の温度目安は人による)
危険その2【火災】
【気を付けたいこと・知っておきたいこと】
・風が強い時は焚火は諦める
・火気使用する場合は消火設備とセットで(消火器・水バケツなど)
・乾燥した芝生に引火すると火は走るほどに早い
・テント内での火気使用は自己責任かつ細心の注意を払うこと
・TC、コットン生地のテントでも簡単に燃える
・火の粉は意外と消えない
危険その3【強風】
【気を付けたいこと・知っておきたいこと】
・冬は基本的に風が強い(季節風)
・タープは風に弱い
・風を遮る物がない場所は突風に注意(平原、草原、山頂、海辺)
・鍛造ペグは万能ではない、風で引っ張られて抜けて飛んでいく可能性がある(雪面、砂地、雨などで緩んだ地面などは非常に抜けやすい)
・風の強さや向きは地域性がある(天気予報と違う場合がある)
危険その4【一酸化炭素中毒】
【気を付けたいこと・知っておきたいこと】
・一酸化炭素チェッカーは使用期限がある
・一酸化炭素チェッカーの動作確認は必須
・換気は給気と排気のセットで効果がある
・テントの大きさに合った暖房器具を選ぶこと(小さなテントに大きなストーブを入れると酸欠→不完全燃焼→一酸化炭素発生のスピードが速い)
・石油ストーブは排気機能がないためテント内が酸欠になりやすい
危険その5【大雪】
【気を付けたいこと・知っておきたいこと】
・ノーマルタイヤなら積雪・凍結地域へ絶対に行かない
・雪でテントは簡単に潰れる
・想像以上に雪が降る場合がある
・雪かき用のスコップがないと大変
初心忘れず安全な冬キャンプを
いかがでしたか?キャンプ初心者の方は「なるほど」、経験者の方は「そうそう」と思ってもらえると嬉しいです。
初心者の方はこの記事を見て怖くなってしまったかもしれません。
しかし、私はそれでいいと思います。
昨今のキャンプブームで「楽しそうだし、なんとかなるだろ」で始めると冬キャンプは取り返しのつかないことになる可能性があります。
まずは怖いと恐れることから入って、どうすれば安全に楽しめるかを考えると「安全で楽しい冬キャンプ」ができると思います。まずは冬デイキャンプから始めてみましょう。
経験者、ベテラン勢のキャンパーの皆さんは、この記事を見て今一度初心に返って自分の行動を見つめ直してみてはどうでしょうか。冬キャンプでの油断は禁物です。
それでは皆さん、マナーを守って安全で楽しいキャンプライフをお過ごし下さい!
以上、あらなみCAMPでした。