【富士市】「紙のまち・富士市」ならではの展示! トイレの紙さまの世界を深堀!
現在、富士山かぐや姫ミュージアムでは、2022年3月19日~6月12日まで企画展「トイレの紙さま〜おしりふきふきいまむかし〜」が開催されています。
富士市は言わずと知れた紙のまちです。
衛生用紙(トイレットペーパー、ティッシュなどの家庭紙)については、国内屈指のシェアを誇っています。
2020年3月にはコロナ禍の混乱でトイレットペーパーの買い占めが問題になりました。
市内にある丸富製紙がTwitterでトイレットペーパーの在庫があることを発信し話題になりましたね。
紙のまちである富士市が注目されました。
今回の企画展は市内のトイレットペーパーの生産や紙生産の歴史を紐解いています。
トイレットペーパー誕生前のお尻を拭く方法なども紹介されています。
今やトイレットペーパーでお尻を拭くのがあたりまえですが、昔はどのようにしていたのでしょうか?
稲わら、植物の葉などで拭いていたようです。
中でもフキの葉はサイズが大きいこと、柔らかく肌触りが良いこと、どこにでも生えていて楽に集められ、採ってもすぐに生えてくることなど、尻拭き素材の条件を満たしていたため重宝されたようです。
各家庭で新聞をとる習慣が浸透し始めた昭和初期から昭和30年代頃には、新聞紙がよく使われていたそうです。
当時の新聞印刷はインクの定着が悪くて、お尻を吹くとお尻のまわり黒く汚れてしまったそうです。
おしり拭きに苦戦していたでしょうね。
こちらのちり紙、ご存知でしょうか?
今でも販売しているドラッグストアもありますよ。
トイレットペーパー誕生前はこちらのちり紙が主流でした。
昭和24年〜33年に在日米軍基地へ納めていた当時のトイレットペーパーが展示されていました。
市内最古のトイレットペーパーです。
歴史を感じますが、レッテルがカッコよくて味がありますね。
こちらは昭和期のトイレットペーパーのレッテル(包み紙)。
この古めかしさが、今見ると新しくさえ感じる昭和レトロなレッテル。
こちらは平成後期〜令和初年収集のレッテル。
半数は富士市内の製品。
イベントや店舗の広告として活用されています。
こちらは「シンバシ・ホールダー」
昭和30年頃の新橋製紙オリジナル鉄製トイレットペーパーホルダー
今は、なかなか鉄製のホルダーは見ないですよね?
レトロ感満載ですね。
こちらは市内の障害福祉サービス事業所「くすの木学園」で生産されている富士市PRトイレットペーパー。
富士山、新幹線、観覧車、煙突など富士市の特徴が描かれています。
現在、あたりまえに使用しているトイレットペーパーがもたらす豊かさと有り難みを感じられる展示になっています。
4月29日からは企画展「富士の巻狩と曽我兄弟の仇討ち」が開催されています。
こちらは改めてご紹介します。
隣接の広見公園のバラも見頃が近づいています。
足を運んでみてはいかがでしょうか。
富士山かぐや姫ミュージアム
静岡県富士市伝法 66-2
TEL:0545-21-3380
観覧料:無料
開館時間:4月~10月/ 9:00~17:00 11月~3月/ 9:00~16:30
休館日:月曜日(祝日の場合は開館) 祝日の翌日 12月29日~翌年 1月3日
駐車場:あり
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